「食の王道」vol.61

【東京 平井】豊田屋: グルメキュレーター 広川道助

2017.01.12

いくら飲んで食べても5000円!
下町の名物「痛風鍋」の豪華ビジュアル

rd1700_1下町に別名「痛風鍋」と呼ばれる名物鍋の店があると聞いたのは5年以上前のことでしょうか。最寄駅の「平井」という駅名すら、聞いたのは初めてでした。

鮟鱇の肝、鱈の白子、牡蠣が一緒に入った鍋で、写真を見ると肝と白子で半分以上。私は毎日尿酸の薬を飲んでいる身ですから、恐いもの見たさとはいえ、一瞬躊躇してしまいました。

しかし、ひょんなことで訪れる機会を得たのです。平井駅から5分ほど歩いた大通り沿いに「豊田屋」という大きな看板が見えてきました。

rd1700_2店の引き戸をあけると、右手に十三席ほどのカウンターと四人テーブルが四つ。奥には六人ほどが入れる座敷もあります。

rd1700_3まず目に入るのは、壁に貼られた数十枚にものぼる料理の短冊。刺身からハムステーキ、鯨いため、ニラ玉、オムレツ、牡蠣フライ、餃子、卵焼きと何でもあるのが下町の大衆酒場の楽しいところです。しかも安い。なにしろ単品で一番安いのは「ゆでたまご」50円で、高級な「関サバサシ」でも850円なのです。

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アルコールだって、ビールは大瓶480円、酒は浅草無双250円、焼酎ハイボール260円ですから、いくら飲んでも懐を心配する必要はありません。大人数で訪れて、料理も酒も、各自好きなものを片っ端から頼むのが一番でしょう。

 

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