「お米が主役」 vol.61

「AGT(あじと)」の自然栽培米:お米キュレーター 柏木智帆

2017.01.17

rd1700_(3)FullSizeRender (11)rd1700_image2写真(上)/ 竹炭、黒ごま、ひじき、岩のり、しょうゆ、3年みそなどを使った「黒カレー」

玄米が苦手でも食べやすいメニューも

「日びの」では、「米米」で扱っているお米を実際に食べることができます。

メニューは、燻製にした鰆の塩麹漬けと北海道原木椎茸、野菜をキャベツで包んだ鰆のテリーヌが主役の「旬菜ごはんセット」や、野菜・雑穀・豆でつくったハンバーグが主役の「ベジバーグセット」、6種類の豆が入った「豆じゃらけカレーセット」など、彩りも種類も豊か。店内はランチ時間にもなると、女性客で満員です。

rd1700_(4)IMG_8888写真(上)/「豆じゃらけカレー」

札幌といえば、ご当地グルメのスープカレー。豆じゃらけカレーに入っている花豆は大粒でホクホク。一般的なカレーに入っているジャガイモを彷彿とさせます。さらりとしたカレーが玄米に絡み、玄米が苦手な人でもおいしく食べられるメニューです。

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写真(上)/ 契約農家のうちの1軒、芦別市にある「アグリシステム太田農園」の田んぼ

農・食・健康をつなぎ直す場に

AGTは、2011年4月にオープン。そもそもの目的は「場づくり」でした。
経営する株式会社「MOKU」の社長、奥村大亮さんは、阪神淡路大震災のボランティア活動をきっかけに「食をとおして大事な人たちを守ることができる場、人が集まることができる場をつくりたい」と思うように。玄米による「食養生」を勧める研究所や、自然栽培の先駆者との出会いを経て、現在のかたちになりました。

同店で米部門を担当する右川将矢さんは、「食卓と農業が別世界にあることが、食の乱れ、病気など心身の乱れにつながっている」と強く感じています。
「ここでは、お米を販売し、食べ方を提案して、そして実際に食べてもらうことで、食に対する価値観の変化や体質改善を実感していただいています」
食べることは何よりの説得力というわけです。

本来は地続きであるはずの「農」と「食」と「健康」。
「おいしい」をスタートに、この3つをつなぎ直す場となっています。

 

■お問い合わせ
AGT
住所:北海道札幌市中央区南16条4丁目1-10
TEL:011-552-3729

「AGT」Facebookページ
https://www.facebook.com/agt.jp/

「日びの」ホームページ
http://www.itadakimasu-jp.net/hibino/index.html

「米米」ネットショップ
http://www.aaumai.jp/

 

取材・文/柏木智帆
写真提供:AGT(2、4枚目)

 

【柏木智帆の〈お米が主役〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/chiho-kashiwagi/

 《プロフィール》

柏木智帆

フリーランスライター。元神奈川新聞記者。お米とお米文化の普及拡大を目指して取材活動をする中、生産の現場に立つために8年勤めた新聞社を退職。2年にわたって千葉県で無農薬米をつくりながらおむすびのケータリング屋を運営。2014年秋からは消費や販売に重点を置くため都内に拠点を移して「お米を中心とした日本の食文化の再興」と「お米の消費アップ」をライフワークに活動。神奈川新聞契約ライター。「日常茶飯」をテーマにお米とお茶のお取り寄せサイト「和むすび」(http://www.wa-musubi.jp)を運営