製塩所訪問記~高知県その6・山塩小僧~:ソルトコーディネーター 青山志穂

2017.03.03

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山の中で塩を作る“変わり者”

山塩小僧を最初に訪れたのは、もう7年ほど前になります。

某社の料理雑誌の取材で、著名なシェフに同行させていただきました。当時の私の塩の知識はまだまだ浅いものでしたが、それでも「山の中で塩を作っている」という変わった話は記憶に強く残っており、海沿いを離れて四万十川に沿って山を40分ほど車で登って行くという、普通の製塩所見学ではありえない道程に、車中とてもワクワクしていたのを覚えています。

今回、5年ぶり4回目の訪問となった「塩の邑」。生産者の森澤宏夫さん(写真/上)は、まだ1月だというのに裸足に薄着姿で、相変わらずの屈託のない笑顔で出迎えてくださいました。「寒くないんですか?」と聞くと、「うーん、このほうが慣れちゅうき」とのこと。うーん、やっぱり、変わり者です。

 

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