「お米が主役」 vol.72

SHOKUDESIGN.Japan の「ONIGIRI WRAP」:お米キュレーター 柏木智帆

2017.04.04

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先人の知恵が詰まった自然素材の「ラップ」

おいしく炊いておいしくむすんだおむすび。でも、ラップやアルミホイルなどに包んで会社や学校に持っていくと、ラップの裏側についた水滴で米粒がびちゃっとしたり、おむすびを巻いた海苔が指にくっついたりしてしまいがちです。

そこで、食のコンテンツサポートや料理教室、栄養指導などを手掛けるフードライフスタイル・クリエイティブ・チーム「SHOKUDESIGN.Japan(ショクデザインジャパン)」が2016年11月から販売を始めたのが、「ONIGIRI WRAP(おにぎりラップ)」。おいしいおむすびを、おいしく食べるための「ラップ」です。

「ラップ」と言っても、素材は国産間伐材の「経木」。昔から日本で、精肉や鮮魚、納豆、お団子など、さまざまな食品を包み、人々が生活の中で重宝してきました。

(2)IMG_3553日本の自然環境と先人の知恵が詰まった賜物とも言える経木は、おむすびの水分を程よく吸い取るため、ふっくらごはんに。おむすびに巻いた海苔が指にくっつきません。

使っている間伐材は長野県産アカマツで、ヒノキなどに比べると木の香りは控えめ。ごはんの風味を邪魔しない程度の木の芳香が広がり、おむすびのおいしさを存分に引き出してくれます。

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一粒一粒のごはんがふっくらおいしく

この経木をつくっているのは、群馬県みどり市の「阿部経木店」。
SHOKUDESIGN.Japan代表の佐藤小夜子さんは、6、7年前に阿部経木店の経木に出会い、その使い心地に魅了されました。

「吸水性や調湿性、消臭効果など、木が本来持つ効果が発揮された良い商品ですが、若い世代の中には知らない人もいます。そこで、今のライフスタイルに合ったかたちで提案しようと思いました」

(4)17761399_1442634222469372_2059620142_oそして生まれたのは、おむすびを包むONIGIRI WRAP、刺身や天ぷら、落としぶたなどに適した「FOOD SHEET」、お弁当向けの「BENTO SHEET」の3タイプ。

ONIGIRI WRAPはコンビニおむすびサイズで2、3個包むことができます。塩むすびだとごはん粒が経木にくっついてしまうため、必ず海苔で巻くことを忘れずに。包むときには、清潔な濡れ布巾で経木を湿らせると扱いやすくなります。さらに、付属の紐は、十分に水に浸けてから使うのがコツ。たったそれだけで、ごはんがふっくらとおいしくなります。

 

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