こことここ:「お米が主役」vol.04 柏木智帆

2015.11.24

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ごはんで味わう立山連峰の恵み

ごはんのおいしさの決め手は、お米の品質や品種はもちろん、どのようにして炊くかが味を大きく左右します。

お米の粒は水を吸うことでふっくらとおいしいごはんに炊きあがります。吸水の量は、なんと生のお米の半分ほどの重さ。ごはんにおける水の要素はとても大きいのです。

ところが、ミネラルウオーターや浄水でごはんを炊いている人や、お米の産地にこだわっている人でも、炊飯に使う水の採水地に目を向ける人はほとんどいません。

そこで、おいしいお米が育った水で、そのお米を炊くという贅沢な食べ方を提案する商品「こことここ」が富山県から生まれました。

北アルプス立山連峰を望む田んぼでつくられた富山県中新川郡立川町のコシヒカリと、立山連峰の雪解け水を詰めたペットボトル。富山県の雄大な自然の恵みがぎゅっと凝縮した、まさに「ここ」ならではの逸品です。

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気候風土を丸ごと食べる

「こことここ」をつくったのは、富山県の滑川市のIT農業コンサルティング会社「笑農和(えのわ)」。代表取締役の下村豪徳さんの実家は、立山町の米農家で、「下村さんちのおいしいお米」は供給不足になるほどの人気商品です。

「立山町のお米は一般的なコシヒカリよりも甘みが若干強い」と下村さん。地域の契約農家たちのおいしいお米を最もおいしい食べ方で提供できる方法を模索した結果、「こことここ」にたどり着きました。

下村さんによると、立山連峰の標高は3000メートル級。一方で、富山湾は深いところで水深が1000メートルあり、その高低差は4000メートル。山の雪解け水が一気に流れ落ちる地形のため、不純物が混じらないきれいな水が採れるのだそうです。

「こことここ」で炊いたごはんをそのまま食べると、お米が含んだ水分にまで意識が向くようになるから不思議。お米だけでなく水の味も噛み締めるように食べると、雄大にそびえる山々の風景、冷たい雪解け水が流れる光景が、目の前に浮かんできます。

いつもとは違う特別なごはんを楽しみたいときやギフトにおすすめの「こことここ」。お米が育った気候風土を丸ごと食べる。ありそうでなかった、新しいごはんの楽しみ方です。

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1セット 2160円(送料別)
・富山県中新川郡立山町産コシヒカリ(150g)×2個
・富山県中新川郡立山町採水ナチュラルミネラルウォーター(500ml)×2本(お米をとぐ際に最初にお米に触れる水と、炊飯の水に。お米をとぐときは水道水を使用します)

 

【問い合わせ】
株式会社「笑農和」
info@enowa.jp
076-456-3853

 

取材・文 柏木智帆

【柏木智帆の〈お米が主役〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/chiho-kashiwagi/

 《プロフィール》

柏木智帆

フリーランスライター。元神奈川新聞記者。お米とお米文化の普及拡大を目指して取材活動をする中、生産の現場に立つために8年勤めた新聞社を退職。2年にわたって千葉県で無農薬米をつくりながらおむすびのケータリング屋を運営。2014年秋からは消費や販売に重点を置くため都内に拠点を移して「お米を中心とした日本の食文化の再興」と「お米の消費アップ」をライフワークに活動。神奈川新聞契約ライター。「日常茶飯」をテーマにお米とお茶のお取り寄せサイト「和むすび」(http://www.wa-musubi.jp)を運営