パティスリー・サダハル・アオキ・パリの逸品「フォンダン シロサツマ」

2017.10.10

フォンダンシロサツマ

「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」の2017年の新作「フォンダン シロサツマ」は、私が最近最も気に入っているスイーツのひとつです。

通常は焼酎作りに使われる、鹿児島県産のさつま芋「白薩摩(シロサツマ)を使用しためずらしい焼き菓子で、しっとりとしたスイートポテトを思わせる素朴なのに華やかな味わい。販売開始から人気を集め、現在は定番として販売されています。

パティスリー・サダハル・アオキ・パリは、日本に5店舗ブティックがありますが、拠点はパリ。青木定治シェフは、2011年にフランスのグルメガイド「ピュドロ」で「フランス最優秀パティシエ」を受賞するなど、今や、名実ともにフランスで最も愛され、認められているパティシエのひとりです。 そんな青木シェフが、今年発表した新作は、子どもの頃の日本の思い出がルーツ。青木シェフは小学生時代を博多で過ごし、ご近所の鹿児島ご出身の方から、よく「白薩摩(しろさつま)」をお裾分けしていただいたそうです。

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外見も、中身もまっ白なこのサツマイモは、今は殆ど市場に出回ることがなく、もちろんお菓子作りに使われることもありません。 ところが2015年。縁あって訪れた鹿児島県出水郡長島町で、青木シェフは懐かしい「白薩摩」に再会します。約30年ぶりに出会ったこの素材からインスピレーションを得たシェフは、パリで学んだ素材の活かし方とフランス菓子のテクニックを結集し、この思い出の素材を使ったお菓子作りにチャレンジしました。

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白餡とハチミツをあわせ、しっとりとコクのある生地に。そして「白薩摩」の旨味と、サツマイモのほろっとした食感を大切に。

私たちがいただくと、いつの日か家族の誰かと、それから友だちと、どこかで食べたおやつのような、昔懐かしい記憶が蘇るかもしれません。でもまぎれもなくこのスイーツはモダン。新しいのです。

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白を基調にした透明感のあるパッケージがスタイリッシュ。主張しすぎない上品なバランスはパティスリー・サダハル・アオキ・パリならではです。センスのよい方も納得してくださることでしょう。

一口で笑顔に。そして一個食べ終わると心がほんわかやさしくなるのは、青木シェフの懐かしい思い出のストーリーが、このお菓子に詰まっているからなのかもしれません。

商品名:フォンダン シロサツマ 価格:1個 360円、 4個セット1,751円、 10個セット4,120円(各税込) 販売期間:2017年7月 7日(金)から定番販売 パティスリー・サダハル・アオキ・パリ全店(丸の内店、東京ミッドタウン店、新宿伊勢丹店、渋谷ヒカリエShinQs店、JR名古屋タカシマヤ店)で販売 ※日本限定販売 代表店舗:パティスリー・サダハル・アオキ・パリ 丸の内店 住所:東京都千代田区丸の内 3-4-1新国際ビル1F 電話番号:03-5293-2800 営業時間:11:00~20:00 ※サロンクローズ19:45(ラストオーダー 19:00) 定休日:不定休 http://www.sadaharuaoki.jp/

 

S-市川歩美プロフィール201710-2 文 / 市川歩美 チョコレートジャーナリスト ショコラコーディネーター