グラッシェルの「プリンパフェ」で極上の国産フルーツを楽しむ

2017.11.16

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表参道の「グラッシェル」はアントルメグラッセ(アイスクリームケーキ)・生グラス(新鮮なアイス)の専門店。お店の2階は広いカフェになっています。豊富なカフェメニューの中でも、是非とも味わうべきメニューは「プリンパフェ」。1度食べたら、ふとした時に思い出して、どうしてもまた食べたくなる美味しさです。

ちょっとレトロな、昭和を思わせる、ふるん、と優しいたたずまいのプリン、そのまわりにはフルーツがカラフルにあしらわれています。懐かしい「プリン・ア・ラ・モード」のようでありながら、味はぴしっと完璧。素材を選び、そして生かすことへの思いはひとかたならない、グラッシェルの本間友梨シェフによる、上等のパフェなのです。 グラッシェルで「プリンパフェ」が生まれたのは、2016年の12月頃のこと。本間シェフはこう教えてくれました。「私が中学生、高校生のとき、部活の後で、近所の喫茶店でプリンパフェを食べるのが好きで、それが本当に美味しかったんですよ。そういう自分が好きなものを作りたかったんです。かっこいいものより、自分が食べててシンプルに美味しいパフェが作りたいなと思って」。このプリンパフェのベースは、シェフの記憶の中にあります。

 パフェをカラフルに彩るのは、国産フルーツの数々。本間シェフは、季節ごとに最も美味しい国産フルーツを選び、パフェにあしらいます。季節ごとに使うフルーツが異なりますが、写真のパフェは、2017年12月から1月中旬位まで提供予定のもの。キウイ、苺、ミカン。それぞれをシェフが信頼を置く、愛媛県の農家から仕入れて、一番美味しい時期を選んで、パフェにのせるのです。

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たとえば、このツヤツヤのオレンジ。「紅まどんな」は愛媛の農家、幸盛園のもの。「ゼリーみたいにプルンプルン。艶々なんです」と本間シェフ。新品種の一つで、愛媛県庁の「絶対」という推薦がきっかけとなり、シェフ自らが離島まで赴き、農家の方と向き合い、味を認めたものです。

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そして愛媛県高橋農園の「レインボーキウイ」、愛媛県ひびき苺農園のイチゴ「紅い雫」。いずれもシェフが自ら農家に足を運んで厳選したもので、日本全国に農家とのおつきあいがあるそうです。

本間シェフが、国産フルーツを使い続ける理由は、日本の農業を盛り上げたい、との思いから。「農家の方は朝も早いし、晩も遅い。休みなく働いても猪に食べられたり、台風がきたら収穫できないんです。それでも好きだからやる。親から譲りうけた使命を受けて、やる、という気持ちは私たち職人から見ても、よっぽど職人らしいなと。自分はこんな風にできへんかもしれないと思います。農家の方が作ったものの価値を認めて、私はフェイスブックにあげたり、メニューにして、その農家さんたちをご紹介していく。農家さんをちょっとでも応援できたらと思うんです」

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プリンの下には少しだけスポンジ生地がかくれていて、プリンケーキのよう。サクサクのフィヤンティーヌ、バニラアイスクリーム、カスタードクリーム、エルダーフラワーのジュレ。

本間シェフのスマートフォンには「今年も美味しいの穫れたよ」と、突然、農家の方から連絡が入ることも。「ちょっとこの時間にいきなり~、と思うこともありますけどね(笑)嬉しいです。一番美味しいときにフルーツを使えますからね」。

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夏は、岩手県 サンファームのさくらんぼ溢れるプリンパフェ、岡山県 山雅ファブリカンのシャインマスカットのプリンパフェにも会えます。1年中、いつでもプリンパフェを食べにいきましょう。

■プリンパフェ 1500円(税抜)
※季節ごとにフルーツが変わります

グラッシェル表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前5−2−23
営業時間:11:00~19:00(カフェL.O 18:00)
TEL:03-6427-4666(11:00~19:00) 
http://www.glaciel.jp/

 

  文 / 市川歩美 チョコレートジャーナリスト ショコラコーディネーター