シャトー・メルシャン メリタージュ・ド・城の平2012「いますぐ飲みたい日本ワイン」vol.01 柳忠之

2015.09.28

日本はかつて、気候や土壌の特性からワイン醸造用のぶどう栽培や醸造にはあまり適さないとされてきました。でも、ワイナリーやブドウ栽培農家の長年の努力と技術革新のおかげでクォリティが向上。近年は欧米の有名ブランドに引けを取らない上質なワインが生産できるようになっているのです。

メリタージュ・ド・城の平3 

カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが織りなす絶妙のバランス


 
日本ワインのトップランナー、勝沼のシャトー・メルシャンが手がけるボルドーブレンドの赤ワイン。自社畑の「城の平ヴィンヤード」で栽培された、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランがブレンドされていて、名前にある「メリタージュ」とは、カリフォルニアにおけるボルドーブレンドワインの総称なのです。


 
この畑は甲府盆地の東端、550600メートルの高台にあって、日照量に恵まれ、風通しがよく、暗渠(あんきょ)排水のおかげで水はけも良いのです。伝統的な棚栽培が主流の80年代半ば、日本国内ではいち早く、ヨーロッパ系ブドウ品種の垣根栽培にチャレンジ。これまでもカベルネ・ソーヴィニヨン100%から造られる、「城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」がつねに高い評価を受けてきました。
 「メリタージュ・ド・城の平」はいわば、「城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」の弟分というべき存在。メルローやカベルネ・フランがブレンドされることで、味わいにしなやかさが生まれ、シルキーなタンニンが心地よく感じます。


 
香りはブラックベリーやプラム、それにバニラやカカオの香ばしさ。凝縮感のある果実味が口の中いっぱいに広がり、バランスよく上品なフィニッシュ。霜降りよりも赤身の旨い牛肉を炭火で焼き、塩コショウだけで合わせるのがベストなマリアージュ。噛めば噛むほど味が滲み出る肉のほうが、このワインには合うはず。


今年の「日本ワインコンクール」で、金賞受賞の実力に偽りはありません。

オープン価格(参考小売価格3620円)/メルシャン■0120-676-757

 

【柳忠之の〈いますぐ飲みたい日本ワイン〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/tadayuki-yanagi/