Lounge

Premium Salon

編集部&PJフレンズのブログ

2022.8.23

クラシックホテル・箱根 富士屋ホテル探訪記

こんにちは。Premium Japan編集部 中嶋です。先日、箱根・宮ノ下の富士屋ホテルへ行ってきました。2年以上の改修を経て、2020年7月にリニューアルオープンされたのは知っていたのですが、実はリニューアル後の富士屋はこれが初めての訪問。どのように変化したのかも興味津々で出かけてきました。

 

 

宮ノ下にさしかかると見えてくる富士屋ホテルの花御殿から西洋館、本館の威容は箱根を代表するランドマークと言って過言ではないと思います。まずはチェックイン後、ロビーでお茶を飲むことに。名物のアップルパイももちろん健在です。心地よい酸味を残したリンゴの食感とアイスクリームの甘さがマッチするこの味。変わっていませんでした。

 

 

 

 

 

 



アップルパイ アップルパイ

変らぬ味わい、名物のアップルパイはやはり食べておかなくては。



今回気づいた大きな変化をいくつか挙げてみます。ひとつは大浴場が出来たこと!以前は室内プールの横に10人も入ったらいっぱいになってしまう程度の小さな男女別浴場がありました。基本的に全室に温泉が出るので、大浴場を充実させる必要がなかったわけですが時代の趨勢か、今回のリニューアルにより、フォレスト・ウイングの最上階に新設されたのです。

 

 

内湯と半露天、ドライサウナを有するこの大浴場、とてもよかったです!シンプルこの上ない作り、そして半露天も、眺望には制限があるものの、ゆっくりのんびり、湯あみをする贅沢を演出します。ここでは温泉が主役。余計なものがない分、とてもくつろげました。この大浴場はありです。大浴場の写真は富士屋ホテルのサイトよりご覧ください。



もうひとつは、ダイニングです。これまで宴会場として使用されてきたカスケードルームを改修し、ダイニング会場としても使用できるように変わったのです。改修前はメインダイニングのザ・フジヤに集中するゲストをさばくため、時間差で予約を取っていたのですが、夕食に呼ばれたのが20時以降なんてもことも繁忙期にはありました。

 

今は夕食をカスケードルームやザ・フジヤか、どちらかを予約時に決めるので混雑は緩和され、落ち着いて食事を楽しめるように。これはとてもいい決断だったと思います。

 

また、ソフトドリンクなどを飲みながらくつろげる宿泊者専用ラウンジが新設されたのもうれしい驚きでした。温泉と美食、そしてただくつろぐという、リゾートの基本がより充実したと実感しました。

 

 



ザ・フジヤ ザ・フジヤ

メインダイニング ザ・フジヤの花格子の天井はいつ見ても素晴らしい。



ディナー ディナー

夕日が山並みを照らしているのを眺めながら始まるディナータイム。お皿もカトラリーも懐かしい雰囲気が気分。



今回宿泊したのは花御殿。以前の雰囲気のまま、特に大きな改修はバスルームかと思います。タイルや浴槽、洗面台などが新調、位置なども見直され、使い勝手がよくなりました。部屋でもフレッシュな温泉が楽しめるので、おこもり旅にもぴったりです。窓を開けるとさやさやと涼しげな風が通り抜けていきます。

 

また、ガーデンをお散歩するのも楽しみのひとつです。起伏のある庭を登っていくと水車小屋があったり、ハーブガーデンがあったり。時折、箱根登山鉄道が通り過ぎる音も聞こえてくる以外はとても静かです。

 

散策した後、温泉に入り、あとはごろりとベッドに横たわって、手足を伸ばす。気が付くとウトウトしていたりして、こういう時間の使い方、それだけで贅沢な気分になります。

 

 

 



花御殿の客室 花御殿の客室

とてもクラシカルな花御殿の客室。



部屋に備え付けられた絵葉書 部屋に備え付けられた絵葉書

花御殿の客室はすべて花の名前がついています。このお部屋はあやめ。ルームキーも、絵画も、あやめづくし。



部屋からのながめ 部屋からのながめ

部屋からは西洋館が見えます。タイムトリップしたかのような眺めです。



夜はバー・ヴィトリアに。こういう雰囲気のバー、とても少なくなったと思いませんか? 特にコロナ禍が始まって以降、バー自体をクローズしたままのホテルもまだ多いようなので、ホテルのオーセンティックなバー自体が貴重です。やはりここではカクテルを飲みたくなるもの。古いジャズを聴きながら、ギムレットなどをすすってみました。





カクテル カクテル

やはりここではカクテルで。



今回は休日を避けての訪問だったので、宿泊者数もずいぶん落ち着いているようでしたが、今年はコロナ禍の反動か、ゴールデンウィークや夏休み時期は多くの人でにぎわい、スタッフも大忙しだったと聞きます。

 

大浴場やスパ、宿泊者のラウンジも整備された富士屋ホテル。これでは1泊では足りないことに気が付きました。2泊ほどして、ホテル内でゆったりレイジーに過ごすのもいいなあと次回の来訪を夢見て、箱根登山鉄道に揺られて帰路につきました。秋の紅葉シーズンは混むこと必定。なので初秋の頃や寒さが少し増してきた頃、ひっそりとした箱根をねらって、訪れてみたいものです。

中嶋千祥 Chisa Nakajima

Premium Japanのフクヘン。1950~60年代の日本映画鑑賞とワインを飲むのが大好き。

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。

Lounge

Premium Salon

編集部&PJフレンズのブログ

Premium Salon

ページの先頭へ

最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。