宇宙滞在用に採用された技術で作るドレスシャツ

2016.01.28

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動体裁断によるドレスシャツ

今、百貨店で注目を集めているドレスシャツのブランドがあります。製造しているのは、東京都墨田区に本社を置く丸和繊維工業です。同社は1956年に設立された会社で、最初は肌着作りから始まったそうです。その後、今日に至るまで60年にも渡って丁寧な製品作りを心がけてきました。そして、着心地へのこだわりを追求した結果、「INDUSTYLE TOKYO」という自社ブランドを立ち上げるきっかけとなったシャツが完成しました。

このシャツはニット生地を動体裁断という身体の動きにフィットする技術を使って作られていて、腕を上下させても裾がずりあがることがありません。動体裁断技術によって裁断された生地を長年ニット製品で培った縫製技術によって実現したのが「INDUSTYLE TOKYO」です。

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宇宙飛行士の船内服に採用された動体裁断技術

動体裁断技術は、有限会社中澤研究室の中澤愈教授が考案した衣服設計技術です。人体の皮膚の分析から生まれた4次元的な動体衣服設計技術である動体裁断技術を採用することによって、身体の動きにフィットしながら運動を妨げない衣服を実現することができるのです。

動体裁断は主にスポーツウェアの分野で採用されてきましたが、丸和繊維はこの技術を応用して、日常の動作でも裾がまくり上がらないポロシャツを開発しました。

丸和繊維工業に弘前大学の北原晴男教授、あおもり藍産業共同組合を加えた共同研究で完成したポロシャツは、2010年にスペースシャトルに搭載され、山崎直子宇宙飛行士が着用しました。

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究極の着心地でOMOTENASHI Selectin金賞受賞

動体裁断技術を採用することで身体の動きにフィットした究極の着心地を実現できますが、この技術を採用すると従来の3倍の型紙が必要になります。しかし、より機能的で、より実用的で、より着心地の良いシャツをつくるという一心でシャツ作りを行ったのです。

裁断した多くのニット生地を美しく縫い合わせるには高度な縫製技術が必要です。丸和繊維工業が創業以来ニット製品で培ってきた縫製技術によって動体裁断による美しいドレスシャツの製品化が実現。この身体の動きにフィットしながら運動を妨げない究極の着心地を実現した「INDUSTYLE TOKYO」が、“おもてなし”の心から生まれた魅力ある商品・サービスを全国から募集・発掘している「OMOTENASHI Selection」で見事2014年度の金賞を受賞しました。

 

INDUSTYLE TOKYO
ヘリンボーンニットシャツボタンダウン
価格:1万6000円(税抜)など各種あり

■お問合せ
丸和繊維工業株式会社
電話:0120-625-670

http://www.itohari.jp/

画像クレジット:©丸和繊維工業株式会社

 

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