実用品の美しさ「用の美」が息づく「柳宗理のキッチンアイテム」

2016.03.17

 

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柳宗理の父親・柳宗悦の想い

柳宗理の父親である柳宗悦が提唱した民藝運動では「用の美」という言葉があります。無名の工人の手による日用雑器や、これまで正当に評価されてこなかった美術品にこそ民衆的美術工芸の美しさがあるのではないか。そして、それを使用している人の精神的に充実した姿が美しいのではないかという考えです。

柳宗理にとって、日用雑器にある機能美と精神的充足美を追求することこそが、父親から受け継いだ「想い」であり「用の美」だったのではないでしょうか。彼のデザインする日用雑器には、単なる製品の美しさだけでない、使い手に寄り添った、使い手にとっての機能美が集約されています。

 

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