伝統が生み出した究極の薄さ やま平窯「エッグシェル」

2016.04.20

 

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一度は途絶えた製法を独自の技術でリファイン

江戸から明治にかけての時期に「卵殻手(らんかくで)」と呼ばれる極薄手の磁器がありました。これは海外への輸出用として、現在の長崎県にあった平戸藩でのみ作られていたもの。その薄さから「egg shell(エッグシェル)」と呼ばれ、ヨーロッパで人気を博しました。約100年ほど前に卵殻手の技術は途絶えてしまいますが、有田焼の窯元として有名な『やま平窯元』が、独自の技法を用いて新たな形でよみがえらせました。それが今回紹介する「エッグシェル」です。

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