日本伝統の「刺し子」を復興させた、ポータークラシック

2016.05.01

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運命を感じ、最後のライフワークと決めた「刺し子」

 “メイド・イン・ジャパン”にこだわり世界中にファンを持つデザイナー吉田克幸さんのブランド「ポータークラシック」が、次の世代に受け継がれるべき文化として、刺し子を蘇らせました。

刺し子とは、綿布などを重ね合わせてその一面を細かく刺し縫いしたものをいいます。ちなみに有名な技法として、津軽の「こぎん刺し」、南部の「菱刺し」、庄内の「庄内刺し子」が日本三大刺し子といわれています。

吉田さんは東北・青森を訪れた時に民俗資料館のようなところで、100年ほど前に庄内地方でつくられた伝統的な刺し子と出会いました。「出会ったというより呼ばれた」感じがしたという吉田さんは運命を感じ、自身の「最後のライフワーク」にしよう思ったといいます。

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