「雄勝硯石プレート」東北の伝統技術が生み出すモダン

2016.07.25

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硯の名産地として600年の歴史を持つ雄勝

宮城県石巻市雄勝(おがつ)町は、古くは室町時代からの長い硯(すずり)生産の歴史を持つ地域です。この地域で産出される「雄勝石」は、真っ黒で圧縮や曲げに強く、長い年月を経ても変質しにくいという特徴があります。そのため硯を作るのに最適といえる素材だったのです。

しかし、ここのところ東日本大震災の影響で、雄勝石は厳しい環境に直面しています。そんな中、伝統の加工技術を受け継ぐ職人は、雄勝石を使った新しいアイテムの開発に取り組んでいて、特にテーブルウェアは高い評価を受けています。今回紹介する「雄勝硯石(すずりいし)プレート」もその一つです。

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独特の質感で食卓を彩る石皿

「雄勝硯石プレート」は、その名の通り、雄勝石をプレート状に加工したものです。匠の加工技術によって薄く整えられていますが、余計な手は入れられておらず、雄勝石の魅力である漆黒の美しさを生かされています。

またプレートの表面も、石を割った際にできる自然の質感をそのまま生かした仕上げに。製品によって異なる石肌の風合いも魅力の一つです。

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