古色の魅力が際立つ「JHA」の和テイストな時計5種

2016.08.04

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切り開かれたハンドメイド時計の道

「JHA」は、Japan Handcraft Watch Associationの略で「日本手作り腕時計協会」、手作りの腕時計の制作・プロデュース・販売を行っている協会です。「手作りの腕時計」というと不思議に思う人がいらっしゃるかもしれません。実は、日本には腕時計を自分で作りたいと思う人がたくさんいて、この協会の創立者・代表者である篠原康治さんも、かつてはその一人だったのです。

篠原さんは、かつて商社に勤務しており、香港出張の際に小さな時計工場の様子を見ました。時計好きの篠原さんは、これを機に独学で時計作りを習得し、29歳で腕時計工房ラコータ有限会社を創業。その5年後に初めての手作り時計を発表します。

それはペーパークラフトウォッチ「CRAFZ」。紙でできた、しかも自作のオリジナル時計ですからCRAFZの登場は衝撃的でした。メディアが注目し、オーダーが殺到する中、篠原さんは自作の腕時計を発表し続けました。その一方で、篠原さんの元へは弟子入り志願の若者が次々と訪れるようになったのです。

篠原さんが基本的な技術を若者たちに教え、若者たちはそれぞれに面白い作品を次々に作ることで、師匠の恩に報いました。篠原さんは若い時計作家の作品を販売、作家たちを支援する目的で「JHA」を設立しました。現在ではプロ腕時計作家の活躍の場となっています。

「草分けとは、言い出しっぺのこと」といわれます。篠原康治さんは「日本のハンドメイド時計」のまさに草分け的存在。自分で言い出し、実践し、道を切り開き、後進のために道を教えるというのは、なかなかできることではありません。

そういう経緯ができた協会「JHA」では、プロ腕時計作家が11本丁寧に手作りした腕時計をリリースしています。その中には、古色すら感じさせる和テイストなものがあります。いずれも主に江戸時代に日本で作られた「和時計」をデザインテーマにしたものです。これらレトロモダンかつ雅な雰囲気を併せ持つ製品をピックアップしてご紹介します。

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