特選“陶磁器”:吸水すると和柄が浮かび上がる不思議な九谷焼「BisKコースター」

2016.08.22

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九谷産の素材・特性・技術を詰め込んだ「コップ受け」

繊細な点で絵付けされた和柄が目を引く、小さな四角い焼物。これは、石川県の伝統工芸品である九谷焼の素焼磁器で作られた「BisKコースター」です。素焼の特性である吸水性を活かし、割れや欠けに強い素材を採用。九谷焼ならではの上絵付けには、日本伝統の和柄をモダンにアレンジして施しました。

これを手がけるのは、石川県金沢の中心市街を拠点とする「エイジデザイン」。流行ではなく末長く愛される新しいデザインをと、意匠を凝らし、あらゆるプロセスから販売までを一貫してデザインしている会社です。

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一つ一つ職人の手による伝統的な和柄の絵付け

BisKコースター」はもちろん九谷産の土を使用し、職人が一つ一つ絵付けを施しています。印刷された柄ではなく、焼成により上絵付けされたコースターは耐久性があり、食洗機や漂白剤の使用も可能。素焼でありがながら日常用途で気軽に使える優れものなのです。

九谷焼の歴史は遡ること、江戸時代の初期。石川県南部の南加賀で発祥し、色絵による装飾を特徴とする磁器として現代までその技法は発展し受け継がれてきました。現代でも世界中にコレクターを持つほど日本を代表する絵付け磁器です。そんな九谷焼がモダンにアレンジされ、気軽に使うことができるようになった「BisKコースター」。歴史を感じながら日常で利用できるのもなんだか趣があっていいものですね。

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