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鹿児島発「ONE KILN(ワンキルン)」陶器のコーヒードリッパー&スタンド

2016.08.30

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桜島の火山灰を使って独自に調合された釉薬の深み

いつもより少しだけ早起きをして、ていねいにコーヒーをドリップする。そんな時に選びたいのは、やっぱり自分の感性に寄りそう道具。鹿児島に小さな工房を構える「ONE KILN(ワンキルン)」のコーヒードリッパーは、まさにそんなアイテムです。使い込んだ鋳物のような重みのある素材感と、絶妙なクラフト感がたまりません。

実はこのコーヒードリッパー、金属ではなく陶器でできています。独特なこの風合いは、鹿児島湾にそびえる桜島の火山灰を、さまざまな鉱物と一緒に独自に調合した釉薬によるもの。自然の素材を改めて見つめ直すことから生まれた、完全オリジナルの味わいなのです。

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窯に入れる数や配置などによっても、仕上がりが変化する難しさ

ONE KILN代表の城戸雄介さんは、東京のデザイン会社で勤めた後、自分のものづくりがしたいという思いから佐賀の有田焼の窯元で修業。3年を経て2008年に独立し、出身地でもある鹿児島でこのブランドを立ち上げました。

自分個人の窯を初めて持ち、より自由な発想でものづくりを開始した城戸さん。桜島の火山灰を釉薬に調合するという発想は、白い器を焼く時にいつの間にか混ざってしまう身近な火山灰を、逆の発想で活かしてみようと思い立ったのが発端です。自然の素材を使って調合する釉薬は、安定したクオリティを保つのにとても苦労するそう。一度に窯に入れる数や焼く時の配置にまで配慮し、何度も試作を重ねたといいます。

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