「京都デニム」独創的なデザインが魅力のオンリーワンデニム

2016.09.09

rd850_01

着物の伝統染織技法がデニムで蘇る

京都の産業化活性と着物の染織後継者育成プロジェクトから始まった「京都デニム」の開発は、まさに日本の技法を今に活かす製品です。着物に使う染色技術をデニムに活かすというこの活動は、学校の教科書にのるほどの注目を浴びました。

着物の柄は、日本の自然をテーマにして、日本人の感性が活きています。そのすばらしさを表現するのは、卓越した職人の手仕事です。描くデザインにあわせて、素材と色を選び、実際に着物にした時にどうなるかをイメージしながら描く着物柄は、ほかにはない優しさと自然への思いが込められています。

日本の伝統の技を今の生活スタイルの中でどのように使えるかを考え生み出されたのが京都デニムです。デニムだからと言って伝統を変えることなく、上質な日本の技を活かしています。

rd850_02細部にわたるこだわりでいっぱいのデニム

もちろん、実際の京都デニムは、見ただけでその良さがわかりますが、実は細かいこだわりでいっぱいです。このこだわりが、伝統をそのままに京都デニムに活かすことにつながっています。

注目すべきは、着物の考えを取り入れたジッパーです。着物のおしゃれは、裏地にあると言われています。歩いた時に、裾からちらっと見える裏地と表地のバランスがおしゃれ度合いを決めると言ってもいいほど。特に男性の着物では、粋な着こなしには裏地はとても大切です。

これを京都デニムでは、ジップフライで活かしています。ジッパーを赤と黒の2色使いにしたのです。ジッパー部分の染色は、色によって布の縮み具合が異なるため2色使いというのは、とても難しいと言われています。しかし、日本の「粋」には、このオリジナルジッパーである2色使いがぴったりだったのです。

 

次ページ《手描きにこだわる友禅染めのデニム》