乗馬の姿勢をヒントに座ることを改めて考え直した椅子「riku」

2016.10.12

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人にとって機能的な姿勢をキープできるデザイン

「座っているときよりも立っている状態の方が体に掛かる負担が少ないんです」という、三角座面で脚がロッキングチェアのようにラウンドしているのが特徴の「riku」。椅子を中心に木工作品を手掛けているsim designの坂本 茂さん自身、腰を痛めていたこともあり、腰痛でも使える作業用スツールが欲しいという思いから生まれたものだそう。

またダイニングテーブル向けのスツールは一般的に座高が42cm位のものが多いのですが、「riku」は49cmと少し高めになっていて、自然に両足に力が入るのもポイント。そのため、三角形の座面に軽くまたぐように座ることで、立ったり座ったりが楽になるほか、骨盤と大腿骨の角度が揺るやかになり、骨盤が立ち易くなるため、自然に腰や上半身に負担を掛けない座り方をキープできます。

rd500_1607CULTURE04_riku2さりげなく体幹の筋肉を鍛える効果も

デザインのヒントは乗馬から。馬に乗っている人が美しくバランスをキープしている様子を見て、少し高めの座高が体全体のバランスを取りつつ、腰掛けているときの負担を減らせるのではと思いついたと言います。座面の三角は自転車のサドルがヒントになっています。座面はやや小さく感じますが、座った時に座骨と恥骨を結んだ三角形の中心に軸がくるよう設計されているので、この軸がぶれなければ、お尻が全部座面にのっていなくてもバランスが取れるんだとか!

若干揺れるようになっているので、上半身でバランスをとろうとする意識が働き、座るだけで自然に美しく座るために必要な体幹の筋肉を養う事もできます。

 

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