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『あまちゃん』でもおなじみ。地元の粘土と釉薬を使用した「小久慈焼」

2016.11.25

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素朴で渋い小久慈焼の茶碗たち

200年を越す歴史をもつ、小久慈焼。その起源は初代熊谷甚右衛門が陶工嘉蔵に師事したことでした。甚右衛門が師の技術に地元で採れる粘土を組み合わせたことで、小久慈焼特有の素朴さが誕生したのです。

小久慈焼の特徴は、この地元で採れる粘土で作った「釉薬」にあります。釉薬のもつ渋味と素朴さが今なお人々に支持される小久慈焼の魅力です。あの朝ドラ『あまちゃん』で使用されたことで全国的にも人気が高まりました。

使われている粘土は久慈市夏井の久慈粘土です。これにもみがらをまぜ、独特の乳白色を出します。自然のものを使っているので、同じものを大量生産することができず、ひとつひとつが釉薬の具合や粘土の収縮度合いによって焼きあがりが異なってきます。つまり、自分だけのご飯茶碗が手に入ることになります。

rd850_02直営店では素朴さをそのままに感じられる

小久慈焼がいかに素朴かを感じるために、一度、窯元までいってみるのもおすすめです。久慈駅から県道を2キロほど南へ降りた自然林の中に、小久慈焼の工房は静かに佇んでいます。ここでは、実際に使われているのぼり窯を見ることもできます。また自然の中でひっそりと立っているため、窯元を訪問することで久慈の四季を満喫することができます。

直販店には昔ながらの焼き物だけでなく、茶碗やコーヒーカップなど今の生活スタイルに合わせた和食器も。小久慈焼は通常の食器に比べ、少し小ぶりにできあがるため、手に取ってみることでさらに使いやすさを実感します。この食器でどのような食事を並べようかと、思いを巡らせるのも一興かもしれません。

 

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