季節は寒さの極まる大寒へ。世田谷のボロ市へ繰り出す:和ライフキュレーター 佐藤智彦

2017.01.20

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暦の上では大寒へ。極まる寒さの中で、春への気が動きはじめる

一年で最も寒さの厳しい季節がやってきた。夏男のボクにとっては、ただでさえ苦手な寒さであるが、昨年の暖冬に気が緩んでいたことに加え、「最強寒波」という言葉に脅されたこともあって、今期の寒さは一段と身に堪えるのだ。


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我が家の庭でも蕗の薹が顔を覗かせてきた

さて二十四節気では、今年1月20日から2月3日までの期間が「大寒(だいかん)」となり、文字通り寒さの極みとなる。

免疫機能が低下し、風邪や体調不良に注意が必要な時期であり、かつてはこの時期に養生の目的で灸を据える寒灸(かんきゅう)が一般的だったらしい。また、無病息災を願った旧暦2月2日(今年は2月27日)の灸を二日灸と呼び、

「かくれ家や 猫にもすゑる 二日灸」(一茶「八番日記」)

に代表されるように、俳句の季語ともなっている。


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近所の夏みかんは、寒さに抗うかのような色鮮やかさ

七十二候では、1月20日から「款冬華(ふきのはなさく)・款冬華さく(ふきのとうはなさく/ふきのとうが芽吹く)」となり、続く1月25日からは「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)・水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし/沢に氷が厚く張りつめる)」となる。

寒さの中にも地面の下では春の気が動きはじめ、日の時間がゆっくりと長くなりつつある。春はすぐそこまで近づいているのだ。

 

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