この技術は世界でただ一人!はさみ鍛冶4代目が作る「握り鋏」

2017.01.25

 


プリントジュエリーカラーに彩られた伝統の職人技

本来は和裁の道具である「握り鋏」。昨今は、あまり使うこともなくなりましたね。持っていても、たいていは裁縫箱の片隅に眠っているのではないですか? 実はこれ、普段から持ち歩いていると、お菓子の袋をあけたり、衣類のちょっとしたほつれを切ったりと、とっても重宝するのです。

これまでの握り鋏は、素っ気なく武骨で、あまりおしゃれな道具とはいえませんでした。しかし、この「101 NIGIRI BASAMI」は違います。美しく輝くジュエリーカラーであしらわれ、雑貨などの小物入れにも、ハンドバッグにも馴染む、かわいらしさです。

この「101 NIGIRI BASAMI」は、江戸時代から伝わる和鋏づくりの伝統に、現代のデザイナーが彩りを加え、新しい握り鋏として生まれ変わりました。しかも、その精密に手作りされた切れ味や使い心地は、伝統の職人技に裏打ちされた確かなものです。

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1本の鉄の棒から最終工程まで一人で

「101 NIGIRI BASAMI」をつくるのは、兵庫県小野市でこの道50年以上という、はさみ鍛冶4代目の水池長弥(おさみ)。1本の鉄の棒から最終工程まで、手打ち鍛造という伝統技法で握り鋏をつくることができるただ一人の職人です。

U字型の腰の部分が、最適な弾力になるように手作業で叩きながら調整し、曲げたあとの刃先のすりあわせも名人芸の技で正確に決めていきます。切れ味の命、刃先に使用しているのは、最高級の高炭素綱。硬く、耐摩耗性に優れた刃先になっています。

この伝統の握り鋏を現代的な道具に変えたのは、やはり小野市出身のデザイナー、小林新也。彼がプロデュースを担い、デザイナーの辰野しずかと共に商品デザインを行いました。

播州刃物は、それだけでもう100%完成されているもの。けれど、+1%の彩りとして焼き付け塗装で色を加えている、という意味で「101」シリーズなのです。

 

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