ドットにリボン、モダンな感性と伝統技術が共存する新しい有田焼

2017.03.14

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日本最古の磁器である有田焼に現代的センスを融合

400年もの歴史を誇り、国内最古の磁器でもある有田焼。言わずと知れた日本を代表する伝統工芸品ですが、時代の変化を受けてその生産数は減少の一途を辿っています。

そんな現状を打破すべく、活動しているブランドが「amabro」。伝統工芸品を始めとしたさまざまな創造物を見つめ直し、再構築している生活雑貨ブランドです。「amabro」が提案するのは長年培われてきた伝統を生かしつつ、現代的なデザインも落とし込んだ今の時代に合う有田焼。古き良き時代を感じさせる文様をベースに、金の上絵を施すことで、独特の雰囲気を演出しています。

江戸時代に庶民の多様器として親しまれたなます皿がモチーフとなっている、写真の器「NAMASU」もこの手法でデザイン。豊富なバリエーションがある「NAMASU」ですが、こちらはその中でも「チューリップ文輪花」と呼ばれるモデルで、味のあるタッチで描かれたチューリップに、羽ばたく鳥の上絵を重ねています。

写真(上)/ NAMASUチューリップ文輪花、素材:磁器、サイズ:φ160mm×H47mm、価格:3800円(税別)

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写真(上)/(上)MAME 牡丹蝶文角皿 、素材:磁器、サイズ:W85mm×H21mm ×D85mm、価格:1300円(税別)(下)MAME 吉祥魚形皿、素材:磁器、サイズ:W110mm×H20mm ×D65mm、価格:1300円(税別)

昔ながらの豆皿も、amabroが手掛けると洗練された雰囲気

「amabro」の有田焼は、他にもいくつかシリーズが展開されています。日本の食文化に欠かせない、昔ながらの豆皿を巧妙にアレンジした「MAME」シリーズも人気銘柄の一角。
青で花が描かれた四角い形の「牡丹蝶文角皿」は、伝統的な牡丹と蝶の絵柄を下地としてピックアップ。その上に、大粒な金のドットを散りばめています。

一方、赤い魚型の「吉祥魚形皿」は縁起の良い鯛をかたどった形状がなんともユニーク! リボンの上絵が可愛らしいアクセントとなっています。どちらも、食卓を華やかに彩ってくれること間違いなしです。

rd1700_5.6.7写真(上)/ (左)CHOKU 輪宝、 素材:磁器、サイズ:φ80 mm×H65 mm、価格:3500円(税別)、(中)CHOKU 墨蛸唐草、素材:磁器、サイズ:φ80 mm×H65 mm、価格:3500円(税別)(右)CHOKU 藤花、素材:磁器、サイズ:φ80 mm×H65 mm、価格:3500円(税別)

17〜18世紀の柄を復刻したそば猪口も必見のアイテム

そば猪口の現代版としてリリースされている「CHOKU」は、17〜18世紀の有田焼で多く見られた柄を下地に使っているのが特徴。ここでは一気に3点をご紹介してきましょう。

ループ柄が連なる「輪宝」は瓔珞文様が縁取られた作品。吉祥の柄として有名な瓔珞ですが、これはもともと古代のインドで貴婦人が身につけていた装身具です。上絵にはアラベスクを重ねています。

1点だけ黒で描かれたそば猪口の「墨蛸唐草」では、子孫繁栄や長寿の象徴とされている蛸唐草が力強いタッチで描かれています。その上絵に採用したのは大胆なポルカドット。意外性のあるデザインで魅了する逸品です。

そして最後は「藤花」。18世紀半ばに見られる環状の松竹梅文を、深みのある青藍色で表現しました。上絵は馬車に乗った貴族の男性をデザインしています。ちなみに、この「CHOKU」は贈答品として非常に人気が高いシリーズなのだとか。男性にも女性にも喜ばれそうですね!

 

■お問い合わせ
村上美術株式会社
住所:東京都目黒区青葉台3-16-8 ハーモニービル青葉台4F/5F
電話:03-5457-1210
http://amabro-online.com/
メール:info@amabro.com

 

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