ライフスタイル

「和らう門には福来たる」 vol.8

季節は生命力溢れる啓蟄へ!桃の節句・河原散歩・山菜の旬:和ライフキュレーター 佐藤智彦

2017.03.03

01-min

暦の上では桃の節句。そして、冬眠する動物も目を覚ます啓蟄へ

3月に入り、さすがに冬は終わったのだな、と実感する様になる。
少し湿った南風は梅や大地の甘い薫りを帯び、肌を刺す鋭い寒さは感じられなくなった。

二十四節気では3月5日に「雨水(うすい)」から「啓蟄(けいちつ)」となる。
七十二候では同時に「草木萠動(そうもくめばえいずる)・草木萌え動く(そうもくもえうごく)」(草木が芽吹きはじめる)から、「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)・蟄虫戸を啓く(すごもりのむしとをひらく)」(冬ごもりをしていた虫が出てくる)へと季節が進む。

02-min
「草木萠動(そうもくめばえいずる)」を過ぎ、新芽もほころびはじめるアジサイ

03-min
開花を目前に控えたモクレンの蕾

啓蟄・草木萠動ともに、動物や虫たちもいよいよ長い冬眠から目覚め、活動を開始する時期となる訳だ。人間だけ「春眠暁を覚えず」というのは、少々怠慢なことなのかも知れない。

04-min
この時期ならではの和菓子といえば、いちご大福

この時期を代表する行事といえば、女の子のすこやかな成長を願い、雛人形を飾ってお祝いする「桃の節句」が代表的だ。
菱餅や雛あられ、ちらし寿司や蛤の吸い物、そして子どもでも楽しめる甘酒など、ご馳走を用意する家庭も多いことだろう。
残念ながら我が家では小さな女の子がいないので、とりあえずは菜の花を使った料理を作り、桃の切り花と雛人形を模した和三盆の菓子だけ用意することにした。

05-min
一足早く春が到来している多摩川の河原

さて、大地が生命力を増す季節になると、もともと放浪癖のあるボクは、ふらふらと出かけたくなる。今も昔も、もっとも行きたくなる場所は河原だ。

 

次ページ《陽当たりのよい河原はすでに春の薫り!いざ散策へ出かけよう》

KEY WORD

Area