渡辺ゆり子のメイドインジャパン見つけた vol.60

デザイナーのコシノジュンコ氏が福島の伝統工芸品、地場産品とコラボレーション:ライフスタイルキュレーター 渡辺ゆり子

2017.03.26

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日本が世界に誇るファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が、福島県のクリエイティブ伝統工芸創出事業(福島県の新規重点事業)の一環として、福島県の事業者とコラボレーションをし商品を作られました。

私たちにとって到底忘れる事の出来ない東日本大震災から既に6年。風評被害は食に限ったことだけでなく、工芸も同様に被害を受けているようです。

そこで登場したスーパーマン!コシノジュンコ氏が、今のライフスタイルや価値観を鑑み、よりブランド価値の高い売れる工芸品を制作したのが、今回ご紹介する商品です。

名付けて、“FUKUSHIMA PRIDE by JUNKO KOSHINO”。
風評被害に苦心している地元事業者にこのプロジェクトで、誇りや自信を取り戻して欲しい、プライドを取り戻し、プライドを持ちましょう、と勇気が湧いてくるようなネーミングです。

漆、陶器、磁器、硝子、桐、木綿、蠟燭、木、紙の9種類の素材、 11社とのコラボ。“対極の美”、“コントラスト”がコンセプトです。

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◆草春窯 工房爽(東北最古の焼き物として約400年位歴史を誇る会津本郷焼の窯元)

大きさの異なる椀や猪口、長角皿など自由自在に器使いを楽しめるデザイン。
コシノ氏の基幹コンセプトである“対極の美”、自然が創り出した丸、人間が創り出した四角の対比の美しさを活かした皿達は、料理上手でもあるコシノ流おもてなしの基本のお皿。
お洒落なレストランでももちろん、お料理初心者にもぜひ揃えてもらいたい食器シリーズ。

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◆白河産業(会津地方の伝統工芸、約400年前から続く棉織物の会津木綿)

異なった幅で不規則に連なる黒と白のストライプが織り込まれたランチョンマット、ナプキン等。通常は規則的な模様を繰り返して織る事が多いという工房が新たに挑戦したコシノデザインは、スタイリッシュな織物となりました。しかも丈夫で吸水性もあり、色落ちせず、使う程にしなやかになります。日常に使いこないしたいですね。

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◆木の店ステラ(奥会津の森で育った天然の原木を使用して家具を製造)

どっしりと存在感のあるオブジェのような器。自然の風合いを活かし、木目も味わい深い。原木の中央部分を掘り、水を張れるようにしたという実は花器。他にも色々と使えそうです。

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◆高柴デコ屋敷観光協会(江戸時代から張子を作り続けている4つの工房と飲食店で構成される地域団体)

ひょっとこ踊りの面もこちらの商品。今回は、新しい時代の張り子として登場です!
カラフルで現代アートのようなオブジェになりました。インテリアとして棚に飾るのもスパイスが効きます。

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◆大森漆器工房(明治末に創業した会津塗り工房)

金属のように見えますが、手捻りで自由に造形できる漆粘度を活用したアクセサリー。
大ぶりなのに驚く程軽量なイヤリングに仕上がっています。これも丸と四角を組み合わせた対極の美。インパクトのあるゴールドのデザインがコシノ氏のデザインする洋服にもバッチリと映えそうです。

 

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