キャンプがぐっとカッコよくなる! アウトドアブランド「Ocho Camp」に注目

2017.04.26

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メキシコと日本の職人技を生かした、ハンドメイドのキャンプ用品

あたたかな日差しや爽やかな風が心地いい季節。ゴールデンウィークを前に、アウトドアでのレジャーを計画したくなってくるころです。そんな時期、ぜひチェックしてほしい素敵なブランドを発見しました。

それが、高知発のキャンプ用品ブランド「Ocho Camp」。日本とメキシコの職人技を生かした、上質でデザイン性の高いアイテムが、今、注目を集めています。

「Ocho Camp」を代表するアイテムのひとつが、メキシコの伝統的な織物、サラペのブランケット。メキシコシティ郊外で、職人が昔ながらの手法で織り上げた綿織り物は、ハンドメイドならではのざっくりとした風合いが特徴。大きさも厚みも程よいので、肌寒いときにちょっと羽織ったり、膝にかけたりするのはもちろん、荷物を包む、敷物にする、テーブルクロス代わりに使うなど、屋外でマルチに活躍すぐれもの。メキシコ先住民伝統のストライプ模様、ファルサ柄も、落ち着いた色合わせなので、エスニックすぎずシックな雰囲気。丸めて止められる革製のベルトもしゃれていて、アウトドアに限らず、普段のインテリアに取り入れてもよさそう。

一方で、日本の家具職人や革職人の技を生かしたアイテムも。コンパクトに折りたためる木製スツールは、高知の家具職人が手作業で製作したもの。座面は大阪の革職人が昔ながらの植物タンニンでなめしたヌメ革。折りたたみしやすく、腰掛けたときのテンションも絶妙なH型の座面は、メキシコの昔ながらのスツールからヒントを得たデザイン。

「長く、大切に使い続けたくなるような、愛着の持てるキャンプ道具を作りたかったんです。例えばこのヌメ革、表面加工をほとんどしていないので、傷や汚れに影響を受けやすいし、オイルを塗ったりする手間も必要。それをあえて楽しんでいただけるような方に使っていただけたらいいな、と。キャンプの回数を重ねるほど、傷やシミが思い出の記録のように残って、それが独特の風合いに変わっていく。〝育てる〟おもしろしさも味わえるような道具にしたかった」。

そう語ってくれたのは「Ocho Camp」代表で、企画からプロデュースまですべて手がけている西奥起一さん。

なぜ高知から、メキシカンテイストを取り入れた、個性豊かなブランドが誕生したのか。その背景には、西奥さんの豊かな経験と、日々の暮らしに対する想いが隠されていました。

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メキシコのサラペで仕立てた「メキシカンクラシックブランケット」。丸めて止められる革のバンドつき。

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大阪の革職人と高知の木工職人が、それぞれのパーツをひとつひとつ手作りする「H STOOL(アチェ スツール)」。

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折りたためばこんなにコンパクト。ワンポイントのブランドロゴや革のバンドなど、ディテールにもおしゃれ。

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自然と共存する高知での暮らしの中から生まれた〝愛着の持てる道具〟

「Ocho Camp」を立ち上げた西奥起一さん、実は現代美術のアーティストとしても活躍しています。学生のころから自然の中で過ごすのが大好きで、植物や土をモチーフにした作品を製作していた西奥さんが、メキシコの手工芸と深く関わるきっかけとなったのは、文化庁のプログラムでメキシコに留学したこと。

「留学中、メキシコじゅうを旅して回ったのですが、行く先々で個性豊かな手工芸に出会いました。山奥の小さな村にも、この村は染色、この村は織物というふうに土地の気候や自然を生かした昔ながらの手仕事が受け継がれていて、今も人々の日々の暮らしの中に深く根付いていたんです」

人々の生活と仕事が、土地の風土と密接に結びついたメキシコの村々の暮らしに共感した西奥さん。もともと関西の出身だったが、帰国後、自然に恵まれた環境で暮らしたいと、高知へ移住。養鶏場を営みながら、同じく現代美術家である妻とともに製作活動を再開。築130年の古民家を自ら改装し、ギャラリーを併設したカフェ「Ocho 8」も開いた。キャンプ用品というアイデアは、そんな高知での暮らしの中から生まれてきた。

「家族や友人とキャンプする機会が増えたんですが、自分が欲しいと思う道具が意外となかったんです。僕にとってのキャンプは、日々の暮らしを自然の中に持ち込むようなもの。インテリアを選ぶときは、好きなデザインとか、手触りの快適さにもこだわりますよね。アウトドアで使う道具にも、そんな〝愛着〟が持てる要素が欲しかった」。

そこで思い出したのが、メキシコで知り合った職人たちや、アーティストとして付き合いのあった革職人や木工職人たち。信頼のおける友人でもある彼らとのコラボレーションから生まれたのが「Ocho Camp」だ。

「単に便利で機能的な道具なら、ほかにいくらでもあります。『Ocho Camp』がめざしているのは、自然の中でも自分らしく過ごせるような道具。だからこそ、長く大切に使い続けてもらえるよう、ていねいなもの作りを心がけています」。

商品ラインナップには、ブランケットやスツールのほか、テーブルやランタンカバーなどの道具や、普段から使いたくなるテーブルウェアなどの小物も。ぜひサイトをチェックしてみて!

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「Ocho Camp」代表の西奥起一さん。古民家カフェ「Café Ocho 8」では、自身が営む養鶏場の生みたて卵を使ったオムライスなどを提供している。


西奥さんにとって、キャンプはもはや日常。暇があれば、高知の豊かな山や川のそばで、ゆったりとした時間を過ごすのだそう。

■お問い合わせ
Ocho Camp
http://ocho-camp.com/

Café Ocho 8
※西奥さん夫妻が経営するカフェ。「Ocho Camp」の商品やメキシコのハンドメイド雑貨も販売しています。
住所/高知県香美市香北町永野207
電話/0887-59-3759
定休日/日曜日・月曜
http://cafe-ocho8.com/

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