使い道はたくさん!粋な小物で江戸時代に人気&現代でも注目を集める「手ぬぐい」とは

2017.05.07

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お土産として海外の人にも人気の「手ぬぐい」は、和の心が伝わる実用品。昔からの伝統柄や動植物、縁起物などデザインも豊富で、あれこれ選ぶだけでも楽しくなっちゃいますよね。手ぬぐいは「手を拭う」という文字通りの使い方以外にも使い道がたくさん。お気に入りの1枚を見つけて鞄に忍ばせておけば、何かと役に立つかもしれませんよ。

上記イメージの画像出典:克年 三沢 / 100_2555 (from Flickr, CC BY 2.0)

粋な小物として人気沸騰

手ぬぐいの原型ができたのは奈良時代と言われています。当初は手をぬぐう目的としては使われておらず、仏像などを拭いたり祭礼時に身につけるものとして機能していました。庶民の間で使われ始めたのは、国内で綿花栽培が盛んになった江戸時代。砂ぼこりを防ぐために頭に巻いたり、日差しを避ける帽子代わりにほっかむりをしたりと大活躍していたようです。粋を好む江戸っ子の間では、次第に柄のおしゃれを競うようになり、人気の歌舞伎役者にまつわる柄や、縁起を担いだ「矢絣(やがすり)」や「唐草」などの柄の手ぬぐいが誕生。

明治時代に入ると染色技術が発展し、より複雑な柄をきれいに染めることが可能に。現代でも手ぬぐい愛好者は多く、「飽きがこないから、手ぬぐいはやっぱり伝統柄が好き」「面白い柄がいっぱいあるからついついコレクションしちゃう」という声が上がっています。

抜群の実用性

手ぬぐいの素材は多くが綿100%。長い時間をかけて布を加工する「和晒(わざらし)」という製法で作られた生地は、空気をたっぷり含み柔らかい生地に仕上がるため、吸水性も速乾性も抜群。濡れた手や汗を素早く拭える上、すぐに乾くのが特徴です。

そして、お風呂場でも手ぬぐいは万能ぶりを発揮。石鹸をつけて体を洗ったり、湯船に入る時に長い髪を留めておくターバン代わりに使ったりとさまざまな用途で活用できます。いざお風呂から出た時は、固く絞った手ぬぐいで体を拭けばOK。手ぬぐい入浴は、荷物が少ない方が楽な温泉や銭湯に行く時などにおすすめですよ。

また、プレゼントを包む包装紙代わりに使ったり、ペットボトルを包んで周りに水滴がつくのを防いだりすることも可能。ランチタイムにお弁当を持って行く人からは、「春っぽい柄の手ぬぐいをゲット。明日はこれでお弁当包む!」「食べ物柄の手ぬぐいをお弁当包み兼ランチクロスにしてます」という声も。

加工すれば使い道は無限大

端が切りっぱなしの1枚布である手ぬぐいは、「お友達にもらった手ぬぐいでエコバッグを仕立てました」「スマホやがま口をしまえるポシェットを作成。浴衣の時使える~!」「可愛い猫柄の巾着作った!」といった声が上がるように加工をするのも簡単。裁縫が得意なら、手ぬぐい1枚でポケットティッシュケース、シュシュなど複数の布小物を作ることもできます。

また、額に入れて絵画風にしたり、棒を通してタペストリー風に吊るしたりとインテリアグッズとして利用する人も。好みの1枚に出会えたら、部屋を飾るスパイスとしても使えそうですね。

手ぬぐい専門店は数多くあり、中にはオリジナルの手ぬぐいを作ってくれるところも。デザイン性と機能性を兼ね備えた手ぬぐいは、湿気が増えるこれからのシーズンにおすすめですよ。

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