パリジェンヌにも愛用される日本の樺細工「cherry pieces」

2015.12.05

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ハイグレードな印象とともに、遊び心あふれるプロダクト

艶やかな流線形のフォルムをした樺細工。一生ものの万年筆のような、グレードの高い存在感。一見しただけでは、「なんだろう?」と首をかしげるかもしれません。手をかけてパカッとふたつに割ると、4色のにぎやかな彩りが。なんとこちら、4色ボールペンなのです。

ふたつに割ったものを、さらに上下に抜くと、中からボールペンの芯が出てきます。遊び心満点なステーショナリーアイテム。これが秋田県の角館に伝わる伝統工芸、樺細工でできているのがまた驚きです。

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天然のヤマザクラが持つ色みや模様を艶やかに表現する樺細工

樺細工の「樺」は、野生のヤマザクラの樹皮を指す呼び名。ヤマザクラの樹皮を薄く削って、職人さんが一枚一枚コテで木地に貼り付けて作っています。その魅力は、なんといっても味わい深い色みと艶。ひとつとして同じ模様がない天然素材ならではの魅力もあります。秋田県角館の冨岡商店が手がける「cherry pieces」は、それらを最大限に活かす形となっているのです。

樺細工の美しい艶が際立つ流線形。しかし、そこへ一枚の皮を貼り付けていくのはとても難しく、職人さん泣かせのプロダクトでもあるそうです。

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クリスチャン・ディオールのパリ本店でも販売中

「cherry pieces」のデザインを手がけたのは、世界的に活躍する橋本夕紀夫氏。またこの造形は、冨岡商店と同じ秋田県内に工房を構える、アートフォルムの橋野浩行氏によるサンディング、モデリング技術がなければ実現できなかったといいます。

販売は、冨岡商店とクリスチャン・ディオールのパリ本店のみ。このユニークなアイテムに目を付けたディオールが、ロゴ入りの「cherry pieces」を販売しているのだそう。パリジェンヌにも新鮮な驚きを与えているジャパニーズプロダクトです。

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■公式動画

「cherry pieces (チェリー・ピーセス)」
1万円(税抜き)
素材:桜皮、ホオノキ、磁石、セルロイド、ウレタン塗装
サイズ:直径約24×長さ約183mm
重量:約50g

■お問合せ
有限会社 冨岡商店
電話:0187-56-3239
http://tomioka-shoten.co.jp/item/cherrypieces/