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艶やかなヤマザクラの樹皮をまとうパスタケース 「Kapa(カパ)」

2015.12.18

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国内外で活躍する橋本夕紀夫氏がプロダクトデザインを担当

200年以上の歴史がある秋田県角館の伝統工芸品「樺細工」と、パスタケース。その意外なとり合わせから生まれた「Kapa(カパ)」。ザ・ペニンシュラ東京の内装デザインを手がけるなど、国内外で活躍する橋本夕紀夫氏によるデザインです。

樺細工は天然のヤマザクラの樹皮を用いた工芸ですが、その独得な色合いと光沢の美しさだけではなく、機能面にも特筆すべきものがあります。ヤマザクラの樹皮には、湿気を避け、乾燥を防ぎ、さらには抗菌までしてくれる特性があり、日本では古くから保存容器に活用されてきたのです。

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樺細工の可能性を求めて斬新な企画を展開する冨岡商店

製造元は、国の伝統的工芸品にも指定されている樺細工をメインに、さまざまなクラフト企画を手がけている冨岡商店。先代が廃業した樺細工問屋の菊池商店を継承し、1970年に創立された会社です。

伝統に甘んじず、樺細工の可能性を追求し続ける冨岡商店は、海外の見本市へも出品。その時に生まれたプロダクトのひとつが、このパスタケースです。樺細工の持ち味を活かしながら、丸い窓を付けて中身がわかるように。内側には、鮮やかなカラーリングが施されました。海外に向けての提案でしたが、その斬新さから日本での人気も高いアイテムです。

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明治41年創業の山中漆器の老舗も、その職人技を投入

ヤマザクラの樹皮を一枚一枚コテで貼っていく作業をはじめ、すべてが職人の手作業によって作られる樺細工には、機械的な大量生産による道具にはない温もりが感じられます。それは、手作業が生み出す微妙な仕上げや、天然のヤマザクラの樹皮を使った世界でひとつの柄にも理由があるのかもしれません。

実は、この蓋の木地は、明治41年創業の山中漆器の老舗、我戸幹男商店が手がけています。天然木を挽く精度の高さは、機能面でも不可欠だったのだそう。伝統工芸の技が手を組んだこだわりのパスタケースなのです。

「Kapa(カパ)」 

価格:
ロング 1万2500円(税抜き)
ワイド 1万5000円(税抜き)
スモール 9000円(税抜き)

カラー:パープル、レッド、イエロー
素材:桜皮、天然木、アクリル樹脂、シリコンゴム、ウレタン塗装
サイズ・重量:
ロング 直径約80×高さ約304mm・330g
ワイド 直径約145×高さ約127mm・545g
スモール 直径約80×高さ約124mm・175g

http://tomioka-shoten.co.jp/item/kapa/

 

■お問合せ
有限会社 冨岡商店
電話:0187-56-3239

 

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