ラン旅 in 旧東海道五十七次 550キロを走りぬく②品川

2016.01.16

《公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会・上村哲也さんのラン旅ブログ》vol.5

打率1割のホームランバッター、旧東海道

旧東海道は打率1割のホームランバッターである。

全550キロの行程、その殆どが国道沿いでどこまでもアスファルトが続きますが、宿場町や峠に差し掛かるとそこには歴史があり、美しい町並や風景があります。そんな時々現れる大ホームランに魅せられて、最初は80キロ地点の小田原まで行ければ御の字と思っていたのに京都・大阪まで踏破したくなりました。

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出発してしばらくはビル街の間を抜ける

 

日本橋を出立して最初のホームランは品川の商店街に残る旧街道。そこに辿り着くまでには銀座の現代的な大通りを通り抜け、JR線と並行した第一京浜沿いを進みます。途中には西郷隆盛と勝海舟が江戸城無血開城に繋がる会談を行った場所を示す碑や忠臣蔵の浅野内匠頭と赤穂浪士の眠る泉岳寺があります。

 

日本初のビールも味わえる品川

新幹線駅でもあるJR品川駅の前を過ぎ、5分位歩くと、ガラッと雰囲気が変わります。京浜急行線の線路を越えると商店街の始まりがあり、その道幅は江戸時代の当時と同じだとか。旧東海道品川宿がそのまま長い商店街となっています。

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当時の道幅を残す品川宿の商店街

 

温泉銭湯があり、江戸時代から続く団子屋もあり、日本初(諸説有)という品川のビールが味わえたり、肉卸の会社が直営する焼肉屋だったり、この商店街は一日を過ごす目的で訪れても楽しいです。

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銭湯価格で入浴できる温泉、天神湯
http://www.tenjinyu.com/

 

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日本初と言われる品川縣麦酒
http://www.touch-i-love.co.jp/berr/beertop.html

 

坂本龍馬も過ごした品川

関が原の戦いに出征する際の徳川家康が戦勝祈願をした品川神社は高台にあり、新年は東海七福神のひとつ、東京十社としても有名です。また立会川駅前の商店街には坂本龍馬の銅像が有ります。

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坂本龍馬像

 

坂本龍馬が20歳の頃、土佐藩の屋敷が近辺に有り、その沿岸警護のために派遣され、この地で務めていたということです。この辺に差し掛かると通りの名前も「龍馬がゆく」と名付けられています。

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龍馬がゆく東海道

 

約4キロもある商店街はしながわ水族館や大井競馬場のある大森海岸駅付近で再び国道と合流し、次の宿場町・神奈川県の川崎宿へと続きます。

(続く)

 

 

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《プロフィール》

上村哲也 うえむら・てつや

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会マーケティング・コミュニケーション担当

ドイツ生まれ、オーストラリア育ち。マーケティングプロデューサーとして日本テレビ宣伝部、ニュージーランド航空、小田急電鉄等に勤務した後、現職。
箱根駅伝復路109.9キロを一人で走り繋ぐ「ひとり箱根駅伝」、JR山手線一周ランニング「ヤマソン」、海からの富士山頂登山「シートゥーサミット」、旧東海道を東京・日本橋から京都・三条大橋まで492キロを走る「街道ラン」等の「ラン旅」を主宰している。フルマラソンには出場せず気の向くままに“スポイル・ランナー”としてラーメン屋や居酒屋、所用先、仕事先を目的地にして走り続けている。2014年日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)を20時間57分36秒で完走。

 

Tetsuya Uemura 

Rugby World Cup 2019 Organising Committee

Marketing Producer in Sports and Entertainment field. Prior to joining Rugby World Cup 2019 Organising Committee, held sports PR producer with Nippon Television, Air New Zealand and railway industry. Spending most of spare time for self-planned running trip. 492km run from Tokyo and Kyoto along Ancient-Tokaido was one of the best trip ever experienced. The toughest one so far was Sea to Summit to climb up Mt. Fuji from sea level reaching to the summit within 24 hours.

 

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