地球の酸素が38万kmもの距離を超えて月に到達!? 「ロマンをかきたてられる発見だ」と反響続々

2017.03.14

img01

天気の良い日ならば、見上げるといつも浮かんでいる天体「月」。地球からの距離は約384,400kmで、大人の歩く一般的なスピードである時速4kmで歩いて行くと、約10年もの月日がかかるそう。人間が宇宙空間を歩いていくのはまず無理な話なのですが、地球から月まで、意外なあるモノが到達していることが分かり、SNSなどで話題になっています。

上記イメージの画像出典:Craig Morey / Moon (from Flickr, CC BY 2.0)

約38万kmを超えて到達したものは…

大阪大学大学院理学研究科の寺田健太郎教授が率いる共同研究チーム(JAXA 宇宙科学研究所、名古屋大学)は、月周回衛星「かぐや」搭載のプラズマ観測装置によって、太陽活動によって地球の重力圏から流出した酸素が月に到達していることの直接観測に成功したことを発表しました。観測データによると、「地球風」として月面まで運ばれた酸素イオンは、月表土の表面数十ナノメートルの深さに貫入している可能性があるとのこと。

研究者は「大きな月が公転することで、生命を育む地球環境が安定に維持されていることは知られていましたが、そうした生命活動(光合成)で作られた酸素が、地球風として38万km離れた月に到達し、月環境に影響を与えているという知見が得られたことは、我々自身、驚きでした」とコメント。驚きは研究者のみならず一般の人にも広がっているようで、Twitterでは「かぐやさんすごいな」「わーお、すごいねー!」「地球の酸素が月まで届くとかびっくりやわ」といった声が続出しています。

もしかしたら吐息が月に届く?

驚きとともにTwitterに上がっていたのは「宇宙ってロマンですわ」「月に吹く地球の風とかなんかロマンありすぎじゃねぇか」「自分の吐いた息が、思いもよらぬ形で月面に到達してるかも」という“ロマン”を感じているという反響。NHKニュースによると、寺田教授自身も「ロマンをかきたてられる発見だ」と話しているよう。

また、酸素が届く=もしかしたら生命体もいるのでは? と妄想する人がおり、「これでお月様にウサギいる説の信憑性がますます高くなったな」「月にウサギいるわ、やっぱり」と期待する声も上がっています。ウサギだけではなく、昔話の「かぐや姫」を思い出し「かぐや姫を惜しんで燃やした不老不死の薬の煙は、本当に月に届いていたかもしれないんだね」とツイートする人も。

ロマンあふれる発見を心に留めつつ、今夜は夜空を見上げてみてはいかがでしょう?

 

《関連記事はこちら》

奇祭から探る、日本人の本当の姿 〜 奇祭《前編》〜

“地上最高の星空”は日本人が作った。「MEGASTAR」の挑戦

関連キーワード

Area