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刀を絵筆に持ち替えた桃山の巨匠「海北友松」展、京都国立博物館にて開催

2017.04.04

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(重要文化財 海北友松夫妻像 海北友雪筆/海北友竹賛 (画)江戸時代 17世紀、(賛)享保9年(1724) 通期展示)

国内を旅するなら、いつの季節も人気なのはやはり京都。古き良き街並みに映える歴史ある寺院や豊かな自然など、常に日本の文化や芸術の流れを感じられる場所です。そこで、この春に京都を訪れる方に、おすすめしたい展覧会がこちら。

2017年4月11日(火)から5月21日(日)まで開催予定の、京都国立博物館「開館120周年記念 特別展覧会『海北友松』」。謎の多い半生のあと、60代から画壇に名乗りを上げた、桃山時代の絵師の作品の歴史が展示されます。

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(柏に猿図(右幅)海北友松筆 サンフランシスコ・アジア美術館(米国) 桃山時代 16世紀 通期展示 Photograph ©Asian Art Museum of San Francisco)

狩野永徳や長谷川等伯らと並び巨匠と称された海北友松。近江の戦国大名浅井家に仕え、「家中第一の剛の者」とうたわれた海北綱親を父に持ち、父や兄を戦で次々と失い、武門の再興を夢見ながらも、刀を絵筆に持ち替えて戦国の世を生き抜いた人でした。

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(重要文化財 花卉図屏風 海北友松筆 妙心寺(京都) 桃山時代 17世紀 通期展示(右隻))

幼いころ、東福寺に小僧として入った友松。しかし父や兄が信長に滅ぼされ、還俗して画の道に進んだと伝えられています。頭角を現したのは60歳を過ぎてから。京都の名だたる寺院を舞台にその才能を花開かせ、天皇や宮家のために筆を振るいます。

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(山水図屏風 海北友松筆 桃山時代 16世紀 通期展示)

本展覧会では、代表作はもとより、数少ない初期作品、新発見の初公開作品を通じて、海北友松の画業と生涯を紹介する史上最大規模の大回顧展になっています。開催にあたり緻密な調査をした結果、彼の足跡をたどる上で重要な資料が発見され、それが初公開されることになりました。

これらだけでなく、様々な人物との幅広い交流の跡を物語る書状や文書類など70余件を展示し、彼の作品とともに半生を丁寧に紐といていきます。桃山時代の孤高の絵師・海北友松の特別展覧会。この機会をお見逃しなく。

 

 

■「開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう)」
会期:2017年4月11日(火)から 5月21日(日)まで(前期展示:4月11日~4月30日、後期展示:5月2日~5月21日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
アクセス:JR京都駅下車、市バス京都駅前D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ。
     JR京都駅下車、JR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、徒歩7分
     近鉄丹波橋駅下車、京阪電車丹波橋駅から七条駅下車、徒歩7分
     京阪七条駅下車、東へ徒歩7分
     阪急河原町駅下車、京阪電車祇園四条駅から大阪方面行きにて七条駅下車、東へ徒歩7分
     又は、阪急河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩3分
休館日:月曜日
開館時間:午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金・土曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
観覧料:一般 1,500円(1,300円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 900円(700円)
中学生以下無料
*( )内は前売および団体20名以上。
*前売券の販売期間は、2017年4月10日(月)まで
*障がい者の方とその介護者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。
http://yusho2017.jp/index.html

 

 

 

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