京都の歴史とアートが融合したフォトフェスティバル「KYOTOGRAPHIE」開催

2017.03.31

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世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」。日本でも数少ない国際的なこの写真祭、5回目となる今年は「LOVE」をテーマに4月15日(土)~5月14日(日)の期間、京都各所で開催されます。

宗教観、歴史、地域性、生活環境など、個々のバックグラウンドによりそれぞれ異なる「愛」という概念や感覚を、作品を通して、いかに偉大で必要不可欠ものであるか投げかけ、本能的に多種多様である「愛」を追求します。

伝統と革新の街・京都に貴重な写真作品が集結

本展では、国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを、趣きのある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示。京都市内16カ所で、コレクション展を含めると総勢約100名の作品に触れることができます。

(1)04_023_31_smallフランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクションより 山茂堂「結婚式」1870 年代  © MNAAG.

一番の注目はやはり、「虎屋 京都ギャラリー」で開かれるフランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクションでしょう。「Theater of Love」をタイトルに、19世紀末から20世紀初頭に撮影された日本の婚礼や愛にまつわる古写真や手彩色が施された写真作品など、当時の日本の文化や風俗を伝える貴重なコレクションとなっています。

(3)PR_NA_A Desk Paradise_2016_001
荒木経惟 「机上の愛」2016年  © Nobuyoshi Araki, Courtesy of Taka Ishii Gallery

日本からは、現代日本において、もっとも精力的に「愛」と向き合ってきた写真家といえる荒木経惟が。最新作となる、昨年パリで発表された「机上の楽園」を改題し日本初公開。6×7のポジフィルムで「即物的に、気に入ったものをポンと置いて」机の上のみで撮影された極彩色の静物写真が、禅寺・建仁寺内にある両足院で披露されます。

(2)1033_Stravinskyアーノルド・ニューマン 「イゴール・ストラヴィンスキー、作曲家・指揮者」ニューヨーク、1946 年  © 1946 Arnold Newman / Getty Images

マリリン・モンローやパブロ・ピカソ、ジョン・F・ケネディなど、数多くの著名人を撮影したアーノルド・ニューマンは、日本では没後初となる回顧展。ポートレートの巨匠の傑作群が重要文化財「二条城 二の丸御殿台所」と今回、初展示使用となる「東南隅櫓」に会する、またとない機会です。

(4)PRE KISS OLIVIA BEEオリヴィア・ビー「Pre-Kiss」2010年  © of the artist and Collection agnés b.

また、ゴールデンウィーク特別企画として、美術館「えき」KYOTOでは、世界的ファッションデザイナーであり、ブランドの創業者、現代美術のコレクターとしても知られるアニエスベーの膨大なコレクションから、「LOVE」をテーマにセレクトした写真作品が展示されます。

このほか、数カ所の会場を廻る週末ガイドツアーやトークイベントといった来場者向けのイベントをはじめ、インターナショナル・ポートフォリオレビューや、展示作家から写真制作を多角的に学ぶマスタークラスなど、学生・アマチュア・プロ向けの写真にまつわるあらゆるプログラムが用意されています。
子どもも参加できるキッズワークショップなどのプログラムも充実しているので、ファミリーで一緒に楽しむことができます。

心地よい春の京都で、散策がてらアートに親しんでみてはいかがでしょうか。

 

■「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」
会期:2017年4月15日(土)〜5月14日(日)
メインプログラム作家・会場:
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション/虎屋 京都ギャラリー
アーノルド・ニューマン/二条城 二の丸御殿台所・東南隅櫓
ラファエル・ダラポルタ/京都文化博物館 別館
ロバート・メイプルソープ/誉田屋源兵衛 竹院の間
荒木経惟/両足院(建仁寺内) など

 

■お問い合わせ
一般社団法人 KYOTOGRAPHIE
住所:京都市上京区相国寺門前町670-10
電話:075-708-7108
http://www.kyotographie.jp/

 

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