人間国宝の最新作ほか600点余りが一堂に展観できる『第64回 日本伝統工芸展』

2017.09.19

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日本工芸会総裁賞 乾漆箱「流れる」〈漆芸〉奥井美奈

DSC00003 奥井美奈氏

9月20日(水)~10月2日(月)の期間、日本橋三越本店にて『第64回 日本伝統工芸展』が開催されます。
昭和25年に文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。その趣旨に沿い、本展は日本の優れた伝統工芸の保存と後継者の育成を目的に、毎年開催する国内最大規模の公募展です。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作と、一般公募作品より厳正な鑑・審査を経て選ばれた入選作600余点を一堂に展観。

今回で第64回を迎える本展では、日本に伝わる卓越した工芸技術を一層磨き上げ、現代の生活感覚にそって創造された日本最高峰の工芸作品の数々を紹介します。今回は日本工芸会総裁賞、高松宮記念賞いずれも女性が受賞し、女性の活躍が目立った結果となりました。また30-40代の作者の応募も多くみられたとのこと。昨年は20万人もが来場したこのイベント、海外からの来場者も増え続けているとのことで、2020年の東京オリンピックを前に、日本の伝統工芸にも注目が集まってきているようです。

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高松宮記念賞 半紗織着物「春の川」〈染織〉山下郁子

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文部科学大臣賞 硝子絹糸紋平鉢「一雫」〈諸工芸〉安達征良

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東京都知事賞 白器「ダイ/台」〈陶芸〉和田 的

会期中は、「生活の中の工芸」をテーマに人間国宝や各部門の作家によるギャラリートークも開催されます。人間国宝のトークとともに、卓越した精緻の技と美を一堂に堪能できる機会を是非お見逃しなく。

  『第64回 日本伝統工芸展』 
会期:9月20日(水)~10月2日(月)
会場:日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー〈入場無料〉
お問い合わせ先:日本橋三越本店 03-3241-3311(大代表)
営業時間:10:30~19:30

ギャラリートーク  
テーマ:「生活の中の工芸」  
会場:日本橋三越本店 新館7階会場にて 
日程:各日 12時30分~
9月20日(水)【陶芸】神谷紀雄氏(陶芸作家)
9月22日(金)【染織】二塚長生氏(重要無形文化財保持者)
9月25日(月)【漆芸】室瀬和美氏(重要無形文化財保持者)
9月26日(火)【金工】大角幸枝氏(重要無形文化財保持者)
9月27日(水)【木竹工】山崎剛氏(金沢美術工芸大学教授)
9月28日(木)【人形】紺谷 力氏(人形作家)
9月29日(金)【諸工芸】白幡明氏(硝子工芸作家)

 

本年度受賞者作品解説 
会場:日本橋三越本店 新館7階会場にて 
日程:各日 12時30分~
9月23日(土・祝) 【漆芸】奥井美奈氏〈日本工芸会総裁賞〉
        【陶芸】和田 的氏〈東京都知事賞〉
9月24日(日)  【諸工芸】安達征良氏〈文部科学大臣賞〉
        【染織】小宮康義氏〈日本工芸会奨励賞〉
        【人形】小嶋香代子氏〈日本工芸会奨励賞〉