日本の伝統色「白茶」とは……
ほんのり黄色が入った薄くて明るい茶色が白茶。現代では、ベージュに近い色味です。江戸時代の元禄(1688~1704)の中頃に注目されていたそうですが、この頃はどちらかといえば濃い茶系が流行ったといわれています。文化・文政(1804~30)あたりで薄い茶系がお洒落な色として再び流行し、白茶色も多く使われていたそうです。「白茶ける」など、慣用句にも使われる伝統色です。
白茶 = しらちゃ
茶道をたしなむ茶人や通な人たちに好んで使われていた色で、他にも芸者さんが腰帯に使っていたりと、粋な色として知られています。「白茶」は、しらちゃと読みます。
R188 G159 B119 #BC9F77/白茶(しらちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
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