日本の伝統色「御召茶」とは……
御召茶は、くすんだ緑みのある青色。「御召」の名前が付いたのは、江戸幕府11代将軍徳川家斉が柳条縮緬(りゅうじょうちりめん)を好んで着用し、徳川家の着物(御召料)としたことからです。柳条縮緬は「御召」や「御召縮緬」と呼ばれるようになりました。御召縮緬に用いられる先染めの色は、藍の下地に黒茶系の染料である夜叉を重ねて染めたもの。この先染めの色が御召茶と呼ばれるようになりました。
御召茶 = おめしちゃ
「茶」と付きますが、現代の茶色とは違って、緑みの強い色です。将軍が着用した高級な絹織物の先染めの色を指します。「御召茶」はおめしちゃと読みます。
R55 G107 B109 #376B6D/御召茶(おめしちゃ)
「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。
参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊
Premium Japan Members へのご招待
最新情報をニュースレターでお知らせするほか、エクスクルーシブなイベントのご案内や、特別なプレゼント企画も予定しています。
Experiences
Premium Calendar
日本の伝統色を知る
Premium Calendar