東海地方のおすすめ宿坊・その3「高田会館」

2015.12.25

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伝統と現代的なサービスが融合した新たな宿坊

現代人が忘れがちになっている、質実剛健な生活を感じることができる場所、それが宿坊です。もともと宿坊は、神社やお寺の宿泊施設のことでした。僧侶が修行をするために寝泊まりしていた場所であり、参拝者が心身を清める場所でもありました。

そのような宿坊も時代の流れとともに、今では一般の観光客も泊まることができる場所として、おいしい食事、丁寧なサービスなどが享受できる場所へと変遷していきました。神社やお寺の古き良き伝統を感じられる一方、気軽に泊まり宿坊の魅力に触れることができる、そんな東海地方にある宿坊「高田会館」をご紹介します。

三重県津市にある「高田会館」は、浄土真宗高田派総本山である専修寺(せんじゅじ)敷地内に建っています。以前は「高田青少年会館」として学生の健全な生活を補助する合宿所などに利用されていた宿泊施設でした。そこが2013年9月に宿坊「高田会館」としてリニューアルオープンしました。

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重要文化財を眺めつつ近代的サービスを楽しむ

本山専修寺は宗祖親鸞聖人の教えを忠実に守る寺院で、境内の御廟(ごびょう)には親鸞聖人のご遺骨が奉じられています。また、境内には多数の伽藍(がらん)が建ち、中でもひときわ大きな御影堂は国の重要文化財として名を知られています。

他にも如来道をはじめとする多くの重要文化財が建立され、親鸞聖人直筆の西方指南抄や三帖和讃は国宝として大切に守られています。

そのような本山専修寺に隣接した宿坊「高田会館」では、写経や座禅の体験こそありませんが、非日常な感覚を味わうことができます。前身が青少年会館だったこともあってか、心温まる会席料理を味わうことができる宿泊プランがお手頃な価格で用意されているのも魅力です。

館内には大浴場も用意されているため、旅の疲れをゆっくりとることができそうです。お寺の雰囲気を壊さない重厚な造りの建物でありながら、リニューアルされた客室は近代的でとても使いやすい部屋となっています。

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早起きは三文の得を実感する

寺院側の庭には蓮池が広がっています。かすかに聞こえてくる読経をお供にしながら、宿の周りを歩いていると、ゆったりと時間を過ごすことの贅沢さを改めて感じることができるでしょう。

本山専修寺では毎朝7時から如来道、次いで御影堂において勤行が行われています。御影堂では法話も行われているため、希望すれば拝聴することもできます。重要文化財の建物に足を踏み入れると歴史の重さを感じることができそうです。

宿坊としての雰囲気を味わうだけではなく、伊勢神宮には電車や車で約1時間、鈴鹿サーキットへは車で30分もあれば行けます。アクセスの便利な場所にありますから、観光の拠点として使うのにも重宝することでしょう。

 

■お問合せ
「蓮の宿 高田会館」
価格:和洋室・1泊2食・ 1人一室1万円など各種プランあり
電話:0120-000-735
http://takada-k.net/
写真:©蓮の宿 高田会館