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初詣はもう済ませましたか? 今こそ知りたい明治神宮の歴史

2016.01.03

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70万平方メートルの広大な敷地に広がる神宮の森

毎年、初詣で約300万人、年間およそ1000万人もの人々が参拝に訪れると言われる明治神宮。明治45年に明治天皇が、大正3年に昭憲皇太后が崩御されたのち、数々の候補地の中から御神霊をお祀りするのにふさわしい地としてこの地が選定され、大正9年11月1日に創建されました。

この70万平方メートルにも及ぶ広大な敷地の中に広がる森は、創建に先立ち、大正4年より全国から献木された約10万本の木々を、延べ11万人もの青年たちが勤労奉仕で植樹して造成した人工林です。

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100年後を見据えて計画的に造成された人工林

創建当時、代々幡村と呼ばれたこの一帯は、荒涼とした畑が広がっていましたが、本多静六林学博士を中心とした造営局のメンバーらによって、通常の神社に多く見られる針葉樹ではなく、関東ローム層の土壌にふさわしいクスやカシ、シイなどの常緑広葉樹が選ばれ、およそ100年~150年後に大森林へと育つように計画的に作られました。

平成27年にちょうど100年を迎えたこの森こそが、その壮大な計画が見事に根付いたことを現在進行形で伝えてくれています。

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日本最大の木造の大鳥居

南参道と北参道の出合い口にそびえるのが、日本一の大きさを誇る木造の大鳥居です。高さ12メートル、幅17.1メートル、太さ直径1.2メートル、重さ13トンもあるこの大鳥居。実は現在のものは二代目で、一代目は台湾総督府から献木された樹齢1200年ものヒノキだったそうですが、昭和41年に落雷により破損。現在は埼玉県の大宮氷川神社の鳥居として活用されています。ちなみに、こちらの二代目もなんと樹齢1500年の台湾産のヒノキだそうです。

また、明治天皇が昭憲皇太后のために自ら設計を手掛けられたという御苑も見どころのひとつ。毎年6月には花菖蒲が咲き誇り、近年強力なパワースポットとして注目を集める「清正井(きよまさのいど)」から湧き出る水は、南参道神橋下を流れ、渋谷川へと続いています。

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命日にはデキャンタでワインをお供え

そのほか、明治神宮ならではと言えるのが、南参道沿いにずらりと並んだワイン樽です。ワインがお好きだった明治天皇に献上するため、名だたるシャトーワインが奉納されています。毎年7月30日の明治天皇の命日には明治天皇祭が執り行われ、なんとデキャンタに入れたワインをお供えしているそうです。

さらに、御社殿の近くの柱には「猪の目」と呼ばれるハート形の文様があちらこちらに見受けられるなど、初詣以外にも見どころが満載の明治神宮。次回訪れる際には、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

http://www.meijijingu.or.jp/

 

■お問い合わせ
明治神宮
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
電話:03-3379-5511(代表)

 

写真提供:明治神宮
text/Reiko Watanabe

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