江戸城の千鳥ヶ淵:「美しき城」 vol.12 萩原さちこ

2016.04.18

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東京屈指の桜の名所、千鳥ヶ淵

東京屈指の桜の名所、千鳥ヶ淵では今年も美しい桜が咲き誇りました。約700メートル続く千鳥ヶ淵緑道は、毎年4月上旬には約260本の桜でピンク色に染まります。満開の桜のトンネル、妖艶な夜桜のライトアップ、散りはじめた桜のシャワー、水面を埋め尽くすピンク色の桜の絨毯。日毎に変わる美しさに魅了され、たくさんの人でにぎわいました。

千鳥ヶ淵は、江戸城の北の丸というエリア(現在北の丸公園)の西側、靖国神社前の田安門交差点付近から内濠通りの千鳥ヶ淵交差点付近まで続く、江戸城をめぐる内濠の一部です。広いところでは幅100メートルを越え、雄大な川のように思えますが、江戸城の築城にともない人工的につくられた江戸城の一部です。

 

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