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岩国城と錦帯橋:「美しき城」vol.16 萩原さちこ

2016.05.16

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伝統技術の粋を集めた、5連アーチの名橋

しなやかな5つのアーチを描く、岩国のシンボル・錦帯橋。錦川に架かる木造五連の反り橋で、国の名勝に指定されています。その独特のフォルムは、一度目にすればきっと記憶に残ってしまうはず。日本三名橋のひとつに数えられ、“日本の美しい橋”として紹介されることもしばしばです。

錦帯橋とセットで岩国の代名詞ともいえる景観となっているのが、標高216メートルの横山山頂に築かれた岩国城天守です。なんとも絶妙な位置でコラボレートしているものと感激してしまいますが、実は演出のひとつ。天守は戦後に復興される際、山麓から見上げたときに錦帯橋とセットで美観が完成するよう、本来の位置から50メートルほど南側に建てられました。もともと天守が建っていた場所には、天守台が復元されています。

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