旅行

奥那須温泉 大丸温泉旅館:「プレミアム温泉」vol.3 石井宏子

2015.09.28

 

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一瞬たりとも留まることなく流れる温泉

大変贅沢な温泉に入れる宿があります。

歴代館主が200年以上も守り続けている名湯がある宿は、那須高原の茶臼岳の中腹、標高1300mの一軒宿「大丸温泉旅館」。

山から自然湧出する温泉が流れる場所をせき止めて露天風呂がつくられています。源泉が湧く場所から一段二段三段四段と流れ落ち、それぞれが露天風呂、最後にはザーザーと「温泉の川」になって流れていきます。

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山に竹筒を差せば温泉が流れ出る

山の斜面から無数の源泉が流れ出てくる程の湯量。

最上流にある源泉は天皇陛下がご静養される那須御用邸に引湯されています。

一番上の露天風呂・山ゆりの湯は「女性専用」つまりレディ・ファースト設計、下の段は広い混浴風呂、夜は星を眺めて入るロマンティックな露天風呂です。

どこまでも透明な温泉はすーっと肌を透過し、体も骨も細胞までも浄化されていくようです。泉質は単純温泉ですが、メタけい酸が318.8mgも含有。メタけい酸は肌へと潤いを補給する美肌サポート成分です。ロビーの近くに「飲泉所」があり温泉を飲むこともできます。食前に少しずつ飲めば胃腸を整え内臓の活性をサポートします。

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和モダンの部屋から雲海を

木造の趣ある建物をいかしたロビー。夜はジャズが流れるバーになり、ゆっくり秘湯の夜を楽しめます。和モダンに改装された部屋は、ベッドルームの窓辺に2つのロッキングチェア。ゆらゆらと楽しくて会話もはずみます。遠くに広がる那須の風景、朝は雲海の絶景です。

名物料理は「大丸温泉源泉しゃぶしゃぶ」。2つに仕切られた鍋の半分は大丸温泉の源泉が入っています。これで栃木黒毛和牛をしゃぶしゃぶすると、甘味が増して美味しくいただけます。もう半分はブイヤベース風のトマトスープ。和の料理人ならではの和風出汁で仕立てたトマトスープは、酸味と甘味のバランスが絶妙。たっぷりと添えられた野菜を入れてスープも一緒にいただきます。

 

奥那須温泉 大丸温泉旅館
http://www.omaru.co.jp/

 

取材・文/石井宏子

【石井宏子の〈プレミアム温泉〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/hiroko-ishii/

【石井宏子の〈ここにしかない日本〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/hiroko-ishii_reports/

 

石井PP3《プロフィール》

石井宏子 

温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト

温泉の美容力を研究する日本でただひとりの温泉ビューティ研究家。生涯旅人の人生をスタートして年200日ほど日本・世界を旅する。雑誌やサイトなど多数の 連載コラムを執筆、テレビ・ラジオにも出演。温泉地の自然環境にも着目し、ドイツにて「気候療法士」資格を取得。温泉、水、自然環境、食事など旅を通じて、心も体もきれいになる新しい旅“ビューティツーリズム”を提唱。外資系化粧品会社、海外ブランドのマーケティング・広報の経験を生かし、温泉地のブランディングや企画もサポート。プレミアムジャパン“PREMIUM JAPAN”のトラベル・キュレーターに着任。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会 員、日本旅のペンクラブ会員、公式サイトhttp://www.onsenbeauty.com

 

 

 

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