今宵は、三重・志摩へ。伊勢えび祭でじゃこっぺ踊り:「今宵も盆悩まみれ」 vol.11佐藤智彦

2016.06.10

 

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サミットの熱気冷めやらぬ志摩、熱く燃え上がる「伊勢えび祭」

先日無事閉幕したG7伊勢志摩サミットの舞台となり、日本はもとより世界中から注目を集めている三重県の伊勢志摩地方。その余波も感じられる志摩市が最高潮に燃え上がる祭りこそ、毎年6月の第一土曜日に開催される「伊勢えび祭」だ。

1961年に始まった伊勢えび祭は、伊勢志摩地方に夏の到来を告げる祭りとして今年で56回目を迎える。古くから食用はもちろん、縁起のよい生き物として大切に扱われてきたイセエビは、神饌(しんせん)として伊勢神宮への供物にもされるほど「特別」な存在。イセエビの禁漁期に入るこの時期、その生命を「護り・殖やし・育もう」という漁師たちの想いと、来るべき漁の時期に大漁をもたらしてくれるよう祈願するのが「伊勢えび祭」なのだ。

志摩の浜島にある浜島海浜公園が舞台となる伊勢えび祭は、海の生物たちへの供養と豊漁、そして町の安全を祈願する感謝祭とともにしめやかに開幕する。そして浜辺にずらっと並んだ屋台にはご当地グルメや各種物産が並び、見ているだけでも否応なしにテンションが上がるのだが、決して外せないのが夕方に発売となる「伊勢えび長寿汁」だ。贅沢にもイセエビが1/2匹入り、アオサとともに口いっぱい広がる磯の薫りと海の味が身も心も癒してくれる。ここでしか味わえない美味しさながら数に限りがあるため、まずは真っ先に口にすべき逸品だ。

他にもイセエビやアワビを使ったたこ焼き(と呼べるのか?)もあり、浜辺は幸せな薫りに包まれる。そのグルメを堪能した後は、祭りのハイライト「じゃこっぺ踊り」だ。

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