石井宏子の<ここにしかない日本>「オーベルジュ土佐山」 

2016.07.01

山の中に、日本全国のナンバーの車が停まる宿を作る

すっきりとしたモダンな建築。でも、不思議とどこにいても心地よくてほっとする。まわりの自然を感じられる大きな窓があるからなのか、それとも自然素材がふんだんに使われているからなのか。この宿に来てあちこちを眺めながら、そんなことを考えていました。

メイン棟から長い廊下で繋がるホテルの部屋と、その奥の吊り橋を渡った川の対岸にあるヴィラ。ヴィラは天井が高くて、ダクトを露出させた斬新なデザイン。これは部屋の中のどこにいても快適な湿度と温度を保つための計算された設計でした。Bang & Olufsenのオーディオに土佐和紙の照明。窓の外には広いウッドデッキがあり棚田の風景を眺めて過ごすこともできます。

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