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シーズン頭最大のイベント!今宵は、郡上おどりin青山へ:「今宵も盆悩まみれ」 vol.14 佐藤智彦

2016.07.01

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青山の街で郡上おどり。お囃子と下駄の音が響き渡る!

ボクにとって盆踊りシーズンを彩る最大のイベントであるだけでなく、この一年最も待ち遠しかったのが【郡上(ぐじょう)おどりin青山】だ。ビルの谷間にお囃子と下駄の音が響き渡り、この一角だけあたかも踊りシーズン最中の郡上八幡を訪れたような、熱気と興奮に包まれる2日間。一体ボクはどれだけ胸を焦がして待ち続けたことだろうか。先週末、今年もいよいよこの日がやってきた。

今年で23回目を数える【郡上おどりin青山】は、毎年6月最後の金曜・土曜に、青山・外苑前の秩父宮ラグビー場にて催される。日本三大盆踊りの一つとされる郡上おどりを、本場岐阜・郡上八幡に先駆けて楽しむことができる絶好の機会だ。そのため都内近郊の踊り好きはもちろん、岐阜や愛知をはじめ各地から「踊り助平」たちがこの地へ集結する。

そもそも青山という地名は、郡上藩主青山家の江戸下屋敷がこの地にあったことに由来するもので、外苑前にある梅窓院は青山家の菩提寺として静かにこの地を見守り続けてきた。かつてその境内で行われていた踊りは今やより広い場所へと移り、都内随一の環境の元で踊れるようになったことは喜ばしい限りだ。

さて「郡上おどり」とは、生唄・生演奏のお囃子にのせて踊る全10曲の盆踊りで、もともと江戸時代に郡上八幡城の初代城主・遠藤盛数氏の息子・慶隆氏が士農工商の融和を図って考案したことや、三代目の常友氏が門前町に人を集めて踊ったことがルーツといわれている。その際藩内各地で踊られていた盆踊りを集め、盆の4日間は身分の上下に関係なく一緒に踊ることを推奨したらしい。どの曲も江戸時代から大きく変わらず400年もの間伝承され、現在国指定の重要無形文化財となっている。

郡上おどりが他の踊りと大きく違うのは、見る踊りではなく踊るものだということ。さぁ、今年も踊りの輪へ飛び込もう!

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