特集:新しい宿 vol.1 「TOBE オーベルジュ リゾート」

2015.10.21

TOBE オーベルジュ リゾート:滞在の全てで愛媛を表現する

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水と森と光があふれるライブキッチン

あまりにも美しいダイニングテーブル。TOBE CUISINEをいただくレストランはスタイリッシュな建物。いきなりダイニングへ入るのではなく、まず案内されるのは、ウエイティングバー。ここでソファーに座って砥部焼の照明のやわらかな光の中でひと呼吸。このわずかなインターバルこそが心の贅沢、まるで劇場の幕間のように、次のステージへの期待を膨らませてくれるのです。

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砥部焼の器で愛媛の旬を楽しむ

料理人たちの動きと会話を楽しみながら、いただくディナーも愛媛づくし。地元砥部焼の器に盛られた料理は瀬戸内海の魚、自家菜園や契約農家の野菜。愛媛の旬を感じられるように優しい味付けで素材そのものの香りや味わいを楽しめる手法で料理されています。料理人たちのベースはフレンチですが、料理はあくまでもTOBE CUISINE流、その時の素材をいちばん美味しい方法で料理するようにしているそうです。スペシャリテの品々の仕上げに施されたソースは柑橘ベース、きりりとした味わいの瀬戸内の魚を引き立てます。見事な砥部焼の器に盛られた絵画のようなメインの一皿は伊予牛、清見オレンジの爽やかなソースと赤ワインのコクのあるソースで楽しみます。

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空と湖へ放たれるようなバルコニーテラス

客室はリゾート感あふれるコテージ型。森に囲まれた湖に面した高台に建ち、解放感たっぷりのバルコニーテラスが印象的な部屋はシンプルモダン。すっきりしたリビングも広々しています。奥にはヴィラ(離れ)が2棟。こちらは隠れ家感のある別荘タイプの一軒家です。全面ガラスの窓は、シースルーで湖と森に囲まれているような浮遊感があります。木々の揺らぎや鳥の声など、自然がすぐそばに感じられる空間です。

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バスルームがとてもシックでロマンティック。高い天井から落ちてくるヘブンリーシャワー、ブラックのバスタブの横には、愛媛の手仕事でもある内子の和蝋燭と燭台が置かれ、和蝋燭の力強い炎の灯りで入るバスタイムは時がたつのを忘れてしまいます。

宿は温泉ではないのですが、「湯籠」が用意されていて、近くにある砥部温泉へ行くこともできます。タオルとせっけんが入った湯籠を持って外湯へ出かけるというのは道後温泉で伝わる外湯文化。そんなところも“愛媛流”の楽しみなのです。

1日1組限定で小高い丘から湖を見渡す場所でプライベートな朝食をいただくことができます。ゆっくりと時間をかけていただくブランチ。心に残る旅立ちの朝になることでしょう。

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TOBE AUBERGE RESORT

http://www.tobe-resort.com/

 

取材・文 石井宏子

http://www.onsenbeauty.com

写真 鈴木さや香

石井PP3《プロフィール》

石井宏子 

温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト

温 泉の美容力を研究する日本でただひとりの温泉ビューティ研究家。生涯旅人の人生をスタートして年200日ほど日本・世界を旅する。雑誌やサイトなど多数の 連載コラムを執筆、テレビ・ラジオにも出演。温泉地の自然環境にも着目し、ドイツにて「気候療法士」資格を取得。温泉、水、自然環境、食事など旅を通じ て、心も体もきれいになる新しい旅“ビューティツーリズム”を提唱。外資系化粧品会社、海外ブランドのマーケティング・広報の経験を生かし、温泉地のブラ ンディングや企画もサポート。プレミアムジャパン“PREMIUM JAPAN”のトラベル・キュレーターに着任。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会 員、日本旅のペンクラブ会員、公式サイトhttp://www.onsenbeauty.com