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【長野県 下高井郡】信濃国を代表する文化財のような名旅館「よろづや」

2016.11.12

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天智天皇の時代に開湯! 歴史ある土地にふさわしい宿

「湯田中温泉 よろづや」は創業寛政年間(1789年-1801年)という、温泉宿としては老舗中の老舗と言うべき存在ですが、そもそも湯田中温泉の歴史自体も古く、文献に残る開湯はなんと天智天皇(在位668年-672年)の時代です。つまり1300年以上も前にすでに温泉地として知られていたことになります。

rd850_051_02「日本の大浴場ベスト10」にも選出された「桃山風呂」。

「よろづや」は、この歴史ある温泉地にふさわしい浴場を備えているのです。まず、何といっても登録有形文化財となっている「桃山風呂」です(2003年に登録)。豪壮な純木造伽藍建築で、広々とした湯殿に大きな丸い浴槽を配しています。これだけ風格のある浴場は他ではお目にかかれません。

rd850_051_03「庭園露天風呂」。建物の中が「桃山風呂」です。

また、浴殿の外に設けられた「庭園露天風呂」は、巨石・岩を大胆に組み上げた浴槽を木々が風雅に彩る野趣あふれるもの。凡百の露天風呂と違うのは、「桃山風呂」の伽藍建築が脇に佇み、風雅な趣をいや増していることです。このような景色は歴史ある宿でしか成し得ないものでしょう。

rd850_051_04夜にライトアップされると「庭園露天風呂」の美しさはさらに際立ちます。

「よろづや」には、この他に「東雲風呂」「東雲露天風呂」「貸切風呂 黄鶴風呂」という大浴場があります。また、露天風呂が付いたタイプの客室がありますから、そちらでも1300年以上も愛されているお湯を楽しむことができます。

 

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