“いちばん住みたい島”へ。 世界の今治が誇る「大三島」(おおみしま)が素敵すぎ!

2016.12.22

rd1700_(1)150424_MG_2917広島の尾道から愛媛の今治を結ぶ「しまなみ海道」。そのちょうど真ん中あたりに位置する愛媛県大三島では、現在建築家の伊東豊雄さんが率いる伊東建築塾による「大三島を日本でいちばん住みたい島にするプロジェクト」という企画が進行中。

ここ5年で移住者が増加している大三島の魅力をプロジェクトマネージャーである古川きくみさんと、島の写真を撮っているカメラマンの西部裕介さんにうかがい、前後編の2回にわたりお伝えします。

rd1700_(2)150424_MG_4019「内海の凪いだ海ならではの、海面への写り込みはとにかく神秘的です。静かな海辺で撮影を始めると、次第に肩から力が抜けていくのがわかります。対岸に明かりが少ないのもポイントかもしれません。撮影スポットは島中です」(西部さん)

世界中のサイクリストも思わず足を止めるパノラマの絶景

愛媛県最北端にある大三島は、人口約6000人、外周約42㎞の、瀬戸内で5番目に大きな島です。この島が人を虜にする理由のひとつがなんといっても風景。サイクリストのメッカといわれるしまなみ海道で、世界中のサイクリストが思わず足を止めるほどの絶景です。ここでは空の色、海の色が均一ではないことに改めて気づかされます。当たり前の景色のどこを切り取っても絶景というなんとも贅沢な島なのです。

「特に夕方から夜にかけての空と海の色の移り変わりは本当に微妙な色合いで美しいので、見ていてとても感動します。また、瀬戸内は多島海でまわりを島が取り囲んでいるので、見る方角によってもお天気によっても景色の見え方が全然変わってきます」(古川さん)

rd1700_(3)140507_MG_3854rd1700_(4)140531_MG_7336「集落の入り口に車を停めて集落をぶらぶら歩くのも島での撮影の楽しみです。瓦屋根の写真はお墓からの写真です。先祖からも住まいが見え、家々からも先祖が見える。こんな環境だからこそ大切な何かが残ると思います」(西部さん)

海山に囲まれ、守られてきた美しい自然と昔ながらの暮らし

起伏の激しい海山の間に人々が暮らす大三島。しまなみ海道の開通で便利になるなかでも、美しい景観と人々の暮らしが守られてきたのは、大きな開発がされてこなかったことが大きいといえます。島の中心にある鷲ヶ頭山からは360度パノラマの絶景が満喫できます。

「昔は鷲ヶ頭山を越えて島の反対側に行くのがとても大変で、集落間の移動には船が使われていたそうです。小さな船が見える海も瀬戸内らしい風景です。また、集落を歩いていると、今では珍しくなった愛媛県では有名な「菊間瓦」の屋根が見られ、ところどころに井戸も残っています。今はもちろん上下水道が引かれていますが、昔ながらの暮らし方が残っているなと思います」(古川さん)

 

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