《前編》

“いちばん住みたい島”へ。 世界の今治が誇る「大三島」(おおみしま)が素敵すぎ!

2016.12.22

rd1700_(9)140507_MG_4617 (1)rd1700_(10)140531__MG_6695「来島海峡を望むみかん畑に囲まれた斜面で、日差しをたっぷりと浴びて育つ蜂たちです。出来上がった蜂蜜はそのままレモンかミカンかのような淡い色をしています」(西部さん)

花が咲き、蜂が集まり、実がなる…みかんと過ごすやさしい時間

柑橘の収穫は冬場がメイン。一部は香料・保存料無添加で果実本来の味と香りが楽しめるジュースやジャムなどに加工されます。春になり作業が落ち着いてくると、あちこちで白い小さなみかんの花が。すると花の香りにつられて蜂が集まり、5月頃から蜂蜜絞りが始まります。島の暮らしはみかんのサイクルとともに巡るのです。

「島には養蜂をやられている方もいます。蜂たちがみかんの花の蜜を集めるので、味自体はまろやかな甘い蜂蜜でほんのり柑橘の香りがします。農家の方は、自然の循環の中に自分たちの暮らしがあって、雨の日も晴れの日も、自然に合わせてその日その日で暮らし方を変えていくということをみなさんおっしゃいますね」(古川さん)

rd1700_(11)150424_MG_2565rd1700_(12)140531_MG_6470「あぁ、こんなに子供達がいるんだな、というのが率直な感想です。柑橘などの産業があり、しまなみ海道で都会からもそう離れない島の環境が、島離れの問題に一役買っているのかもしれないなと思います。島ならでは?のいたずらっ子がいたり、男子と女子に微妙な距離感があったりと、心和む撮影でした」(西部さん)

本当の意味での豊かな暮らしとは何かを思い出させてくれる島

東京などからのIターン組には、柑橘だけでなく有機野菜の農家を営む人もいて、季節の旬を感じながら安心な食材を食べられます。また、少ないながら平地を生かした稲作も見られ、小学校の隣の田んぼでは、毎年数組の農家さんたちが協力して子どもたちに田植えを教えているといいます。

「島の子どもたちは小さい頃から自分たちが食べるものが作られるところと密接な環境で育っているんです。都会にいたらこういうことはなかなかできないですし、成長していくうえで大切なことだなと思います。彼らはいつも当たり前のように100%生絞りのみかんジュースを飲んできているので、市販のみかんジュースを飲むと『砂糖の味しかせんけん。飲めん』って言うんです(笑)」(古川さん)

美しい海、山、太陽を愛でながら、自然に逆らわずその恵みをありがたくいただく生活は、都会にはない贅沢さにあふれています。本当の意味での豊かな暮らしを求めて移住する人が多いのも納得です。

 

■お問い合わせ
「大三島.net」:omishima.net

《アクセス情報》
陸路では、広島の福山駅から大三島BSまではしまなみライナーで約50分、愛媛の今治駅から大三島BSまでは急行バスで約55分。
航路は、広島の忠海港から盛港までは約20〜25分、愛媛の今治港から宗方港までは約35分。

写真/西部裕介、文/渡邉朋子 取材協力/古川きくみ、ジョイス・ラム(伊東建築塾)

 

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