旅行

歴史ある奈良の紅葉スポット

2015.11.16

 

自然のままの素朴な味わいが残る奈良の紅葉

京都とともに歴史ある神社仏閣が多い古都・奈良。

奈良のほうが歴史が古いからでしょうか。これから見頃を迎える紅葉も、華やかで洗練された京都の紅葉と比べ、奈良の紅葉は自然のままの素朴な味わいが魅力なように思います。

「奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき」

百人一首でも有名な歌のように、深まりゆく秋をしみじみと感じられる奈良の紅葉スポットを紹介しましょう。

 

紅葉の錦 絵巻物のような美しさ

・談山神社

rd850_談山神社神社のある多武峰は、中臣鎌足と中大兄皇子(後の天智天皇)が「大化の改新」の相談をしたとされる歴史ロマンあふれる場所。ひっそりした山奥にありますが、壮麗な朱塗りの社殿と競うように3000本もの木々が赤く色づく情景が素晴らしく、紅葉の名所として知られています。

世界的にも現存する唯一の木造十三重塔が有名で、全山燃えるような紅葉に浮かび上がる塔は、まるで絵巻物のような美しさです。紅葉の見頃は例年11月中旬~12月初旬。11月14日~11月29日まではライトアップされ、幻想的な風情も楽しめます。

 

趣ある塔や社殿と紅葉のコラボが美しい

・長谷寺

rd850_長谷寺
梅、桜、牡丹、紫陽花……四季折々さまざまな花が境内を彩る「花の御寺」として名高い長谷寺は、紅葉の季節もまた美しいことで知られています。70余りのお堂などが建ち並ぶ境内のあちこちで紅葉が楽しめ、仁王門から本堂へと続く風情のある399段の登廊も紅葉に染まります。

特に人気があるのは、山々に囲まれた本堂の外舞台から望む絶景。塔身の丹色が美しい五重塔など境内の伽藍が鮮やかな紅葉に彩られるさまは圧巻の一語につきます。見頃は11月中旬ごろから。12月6日までは長谷寺もみじまつり・秋季特別拝観も行われています。

 

ライトアップで幻想的な風情も楽しめる

・室生寺

rd850_室生寺
女人禁制の高野山に対し、江戸時代に女性の参拝を許したことから「女人高野」と呼ばれています。春を彩る薄紅のシャクナゲが特に有名ですが、紅葉のころのしっとりとした雰囲気も情緒があります。

室生川にかかる太鼓橋から始まる境内は、赤や黄に木々が色づき、静謐な美しさに包まれます。国宝の本堂や金堂、五重塔、自然石積みの急な石段などの建造物と自然が一体となった光景は、救いを求めてやってきた古の女性たちの心も癒してきたことでしょう。11月14日から11月30日までは夜間のライトアップもあります。

 

紅葉を眺めに、秋の奈良へ。皆さまも、これからの旅行にご検討してみてはいかがでしょうか。

 

写真提供:談山神社 一般財団法人奈良県ビジターズビューロー

 

 

 

Area