今年こそ憧れの船旅デビュー、小笠原の旅へ

2017.03.16

(1)20170316-min

新しくなった「おがさわら丸」で過ごす、快適24時間船上の旅

船旅という言葉には、なぜだか“憧れの”という枕詞が似合います。世界一周とまではいかなくても、豪華客船でのクルーズをいつか一度は体験したい旅にあげる人も少なくありません。とはいうものの、なかなか船旅に出かけられるほど長い休みがとれないという人に提案したいのが小笠原の旅です。

(2)20160316東京から南に約1000km。太平洋に浮かぶ小笠原諸島には飛行場がありません。船でしか行くことができない島としてよく知られていますが、実はこの東京(竹芝桟橋)—小笠原(父島二見港)を結ぶ「おがさわら丸」が昨年約20年ぶりに新しくなり、ぐんと快適になりました。

所要時間もそれまでの25.5時間から24時間へと短縮。短縮されて24時間と目を丸くする人もいると思いますが、遊覧船やフェリーでの移動ではなく、「船旅」ですから丸一日船上で過ごしてこそ醍醐味が味わえるというもの。

新「おがさわら丸」の大きさは全長150m、全幅20.4m、11,035トン。旅客定員は894名。各階層にデッキスペースがあり、一番上の階は完璧な屋上スペースになっているので、とにかく自由な空間がたっぷりという印象です。

船内には、レストラン、ラウンジ&バー、コンビニのような売店(簡単な食べ物、飲み物、アルコール、スナックやお土産類他、淹れたてコーヒーも販売しています!)があるので、手ぶらで乗り込んでも困ることはありませんが、丸一日を船上で過ごすことを考えたら、好きなものを持ち込むのがおすすめです。島民はじめ慣れている方々は、みなさんそれぞれにアルコール類や豪勢なお弁当などを用意し、盛大に船上タイムを楽しんでいます。

まるでホテル!? 想像以上に進化している客室

(3)20160316写真(上)/ 特1等の客室

新「おがさわら丸」の客室は特等室、特1等室、1等室、特2等寝台、2等寝台、2等和室の6タイプに分かれます。以前の船と比べると個室の数が増え、快適に船内での時間を過ごせるようフリースペースも十分確保されるようデザインされています。

(4)20160316(5)20160316写真(上)/ 特等室はキングサイズのベッドに、バス・トイレ・冷蔵庫付き

スタンダードタイプの1等室には、シングルベッド2台とソファ。特1等のデラックスでは、シングルベッド2台、ソファベッドにプラスしてバス・トイレ・冷蔵庫付きのかなりゆったりとした造りです。

落ち着いた内装はホテルの部屋と変わらぬ雰囲気で、特等室(スイート)ともなると、広々としたキングサイズベッドが置かれ、完璧なリラックス空間となっています。専用ラウンジや専用デッキも用意され、ワンランク上の船旅を楽しむことができます。

(6)20170316写真(上)/ コンパクトで清潔な2等寝台

特2等以下の客室は個室ではありませんが、イメージとしては2等寝台がブルートレイン、特2等寝台はそれよりもちょっとプライベート空間が高まり、どちらも清潔でそれほど狭くもなく、寝床としては十分に快適です。

(7)20160316この新しい「おがさわら丸」において、島民やリピーターの間で最も好評を博しているのが誰でも自由に使うことができる「展望ラウンジスペース」の存在です。窓の外にパノラマが広がる船内一の眺望スペースで、バーや軽食の利用も可能。本を読んだり、パソコンを持ち込んで映画を観たり、おしゃべりに興じたりと滞在中の多くの時間をここで過ごす人も少なくありません。24時間も船の中で過ごすと顔見知りもできるので、旅人同士や島民の方々との社交の場としての役割も兼ねた場所となっています。

 

次ページ《初めての体験がいっぱい!船旅の楽しみ方》